【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (161 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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野の薬剤耐性菌や環境における薬剤耐性菌の動向データが充実したこと、さらに分野横断的なゲノム
データの解析結果等の内容が充実したことなど大きな進展が見られ、来年以降も各分野の動向調査に
おいて進展が期待される。
さらに、「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2016–2020)」では、薬剤耐性ワンヘルス
動向調査年次報告書はワンストップでヒト、動物、食品等の薬剤耐性菌の薬剤感受性データを確認で
きるハブとして重要な役割を果たしてきた。今後、実際にワンヘルスの枠組みの中で特定の薬剤耐性
菌、薬剤耐性遺伝子の増減や異なるセクター間の移動の有無やその程度を理解し、リスク評価・リス
ク管理に応用していく上で、薬剤耐性遺伝子、薬剤耐性菌ゲノムデータの解析が極めて重要である。
この点についても「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(2023–2027)」に基づいて着実に実
行することが重要である。産官学が連携し異なる分野の担当組織の協力体制を推進しつつ、ヒトと動
物と環境のリスクの横断的な評価を行っていく。これらの努力が、国内外での AMR 問題への効果的
な対応を支援し、日本が世界の AMR 対策をリードする上でも重要な役割を果たすことになる。また、
薬剤耐性に関するデータの収集と分析は、AMR 対策のための重要な基盤であり、今後の取り組みに
おいて進展が期待される。これらの取り組みは、日本における薬剤耐性対策に大きく貢献し、国民の
健康と公衆衛生の向上に寄与することが期待される。
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