【資料2】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(たたき台) (175 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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(6) 日本の抗菌薬動向調査(JSAC、J-SIPHE)
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① 概要
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② 調査の方法
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③ 今後の展望
2015 年に厚生労働科学研究を通じて構築された抗菌薬使用動向調査システム Japan Antimicrobial
Consumption Surveillance (JACS)は、経年的且つ継続的に国レベルで日本のヒトにおける抗菌薬
の動向調査を行い、AMR 対策に活用していくために、AMRCRC に移管し、2022 年に名称を Japan
Surveillance of Antimicrobial Consumption (JSAC)(抗菌薬使用サーベイランス)へ変更した。現在、
JSAC(http://amrcrc.ncgm.go.jp/surveillance/index.html)では、全国および都道府県のヒトに対
する抗微生物薬の使用(AMU)状況を販売量情報および NDB を用いて調査されている。また、JSIPHE(https://j-siphe.ncgm.go.jp/)では、各参加施設の AUD や DOT が集計され、年報として公
表されている。
販売量情報から全体、剤形(内服・注射)別、都道府県別などに分類した上で、成分毎に力価を算
出し、WHO が提唱する ATC 分類*あるいは AWaRe 分類*に分けて集計する。特にヒトへの AMU で
は、それらを WHO が定義した DDD で補正し、人口補正して DID(DDDs/1,000 inhabitants/day)
として算出し、経年的に示している。またワンヘルスとしての AMU は力価換算した値を重量ベース
で ATC 分類毎にまとめ、他での AMU と合算して示している。また、医療機関における AMU は、JSIPHE における調査結果を示している。
*
ATC 分類:Anatomical Therapeutic Chemical Classification System。WHO が提唱する医薬品の分類方法
*
AWaRe 分類:WHO が推奨する抗菌薬適正使用の指標(P.86 参照)
これまでなかった日本における AMU をサーベイランスできる JSAC、J-SIPHE が構築され、経年
的な AMU の動向を国民へ還元できる体制が整った。AMU の情報源には販売量や保険請求情報など
が存在する。用いる情報源や見せ方は、目的に応じて変える必要があり、どのような形で継続的に集
計し、フィードバックしていくかは今後も検討していく必要がある。
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