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我が国の財政運営の進むべき方向 (21 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20240521/zaiseia20240521.html
出典情報 我が国の財政運営の進むべき方向(5/21)《財務省》
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す影響を見据えながら、持続的な経済成長と財政健全化の両立に向けて
足もとで何をすべきかを真摯に検討し、実行に移していく必要がある。
〔資料Ⅱ-1-3参照〕
2.市場動向
(1)金利・物価動向
平成 20 年(2008 年)のいわゆるリーマン・ショックへの対応のため、
欧米各国の中央銀行は政策金利を大幅に引き下げた。その後の経済回復
の局面においては引締めの動きも見られたが、全体として見れば、リーマ
ン・ショックからコロナ禍までの概ね 15 年は、総じて緩和的な金融政策
を実施してきたと言える。
その後、コロナ禍以降の急激な物価上昇に対応するため、主要各国中央
銀行は 2021 年末より政策金利を段階的に引き上げた。足もとのアメリカ
連邦準備制度の政策金利は 5.25~5.50%、イングランド銀行は 5.25%、
欧州中央銀行は 4.00%と、概ねリーマン・ショック以前の水準まで政策
金利は引き上げられている。こうした中央銀行の対応もあり、欧米各国で
一時は8%を超えた物価上昇率は、足もとでは3~4%で推移している。
一方、我が国の足もとの消費者物価上昇率17は、3%程度18となってい
る。これは、平成 26 年(2014 年)の消費税率引上げのタイミングを除
くと 1990 年代前半以来の上昇率となっている。さらに、賃金について見
ると、足もとの春闘では 33 年ぶりの賃上げを伺う勢いである。連合が公
表した第5回集計(5月8日公表)時点の賃上げ率(平均賃金方式)は
5.17%となっており、最終的に5%を超えれば平成3年(1991 年)以来
となる。また、GDP ギャップ(需給ギャップ)はゼロ近傍となっている
19。

17

生鮮食品及びエネルギーを除く総合
令和6年(2024 年)3月では、2.9%となっている。
19 内閣府による GDP ギャップの推計値は、2023 年4-6月期にプラスに転じたものの、2023 年
18

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