検-1-2令和6年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和6年度調査)の報告案について (174 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_56721.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第72回 4/9)《厚生労働省》 |
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<事務負担>
・摘要欄に記載する事項が増えており、業務の負担が増えている。
・診療報酬改定の度に新たな算定要件や記載要領が追加されるだけでなく、精神保健福祉法の
改正もあり、事務作業が増大している。特に精神保健福祉士の負担が増大し、余裕がない状
態が続いている。
<算定要件>
・早期診療体制充実加算について、「過去 6 か月間の 30 分以上又は 60 分以上の診療実績の要
件を満たすことが困難であるため」が最も困難な理由である。短時間の診療で済む患者もい
れば、時間を要する患者もおり、一律に時間で区切られることについて強い違和感がある。
・180 日を超えると懲罰的な特別入院基本料に落ちてしまうことは、大きな問題。13:1以上
の配置をしているため、これは他の特定入院料と同等の 15:1の入院基本料を算定するこ
とが妥当だと思う。
・精神科地域包括ケア病棟入院料に関する施設基準においては条件が厳しく算定困難であると
考える。
・公認心理師が行うカウンセリングを診療報酬として整備して欲しい。
・精神科地域包括ケア病棟入院料、精神科入退院支援加算について、求められる業務や専従、
専任要件、実績件数が厳しいため届出ができない。
・クロザピン新規導入について、管理が難しい薬だからこそ、慎重に投与するタイミングを判
断するため導入まで時間をかけているので、直近1年で6件は厳しい。
・新設項目がいくつか増えたが、要件を満たす人員配置と算定点数が見合わない。(収益につ
ながらない。)ベースアップ評価料については、救急で外来受診から入院(精神科救急急性
期医療入院病棟)となった場合、外来ベースアップ評価料の算定が不可など、予算計上の時
(届出)には、注意文などなく、減点が届いてから把握することも多い。人件費として反映
する項目であれば、届出時点ではっきりと打ち出していただきたい。できれば、人件費に関
しては、補助金の方がわかりやすくて、職員の給料に反映させやすいと考える。全体的に精
神科分野の点数アップをお願いしたい。
・総合病院の精神科病床運営において、身体合併症加算だけでは必要な人員配置を十分に確保
することが困難です。有床総合病院精神科に対する加算の見直しを要望いたします。
・クロザピン導入件数の要件削除
・精神保健福祉士等の人員配置における専従・専任要件の緩和
・精神医療については、新設、改定された項目は、満たすことが難しい対象要件、施設基準が
多いため精神科単科の病院にとっては厳しい改定と考える。
<金銭面>
・精神医療に係る項目については理解しているが、物価高騰に対して、自院の努力だけでは改
善できないところまできている。
<その他>
・精神科地域包括ケア病棟を現実的なものにしていただきたい。
・ビジネスモデルに則ったメンタルクリニックが横行しているのでその是正をしていただきた
い。
・今回の診療報酬改定により、高度医療を提供している医療機関では、混乱が生じているのが
現状です。身体拘束最小化を目指すことに関しては支持でき、有意義な改定だと思います
が、現時点で公表されている指針は介護施設に準じたものが多く、医療の場としての最小化
の指針などが厚生労働省から出されると参考にできるため、希望いたします。また、診療報
酬の対象となる疾患をもっと増やしていただきたいです。
等
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