令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (103 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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農業支援サービス事業体の育成
○ データ分析等の専門的な知識や人材を自社に有しておらず、自力ではスマート農業に取り組むことが難しい場合もあるが、
小規模な経営体であっても、民間企業を中心とした「農業支援サービス事業体」をうまく活用することにより、機械等を全
て自前で確保せずとも、スマート技術を活用した農業経営を行うことも可能。
⇒ 農業支援サービスへのニーズが一定以上存在するものの認知されてない可能性。こうした担い手を支えるサービス事業
体を、補助金に頼ることなく自立できる「新たな産業分野」として育成することにより、スマート技術の活用も含め、法人経
営体の生産性向上に向けた取組を補完するという視点も重要ではないか。
1.農業支援サービスの概要
農業支援サービスとは、農業者に対してサービスを提供することで対価
を得る業種のことを指す。
判断サポート型
データ分析型
2.農業支援サービスの利用状況やニーズ
農業支援サービスの利用状況
利用を希望する農業支援サービス(複数回答)
専門作業受注型
作業サポート型
専門作業受注型
データ分析型
人材供給型
機械設備供給型
人材供給型
機械設備供給型
水田作
100.0
利用している
24.3%
その他畜産
畑作
80.0
60.0
(事例)
ドローンを用いた
生育状況のセン
シングデータ分析
等により、現場の
課題への解決策
を提案
(事例)
ドローンを活用し
た農薬散布作業
の代行
(事例)
自社で開発した
自動収穫ロボット
のレンタルサービス
を展開
(事例)
産地の繁忙期を
中心に労働力人
材を派遣するサー
ビスを提供
(出所)農林水産省
【農業支援サービス事業者数】※農業支援サービス情報表示ガイドラインに基づき整理
令和5年8月25日時点
データ分析型
36
(出所)農林水産省
専門作業受注型
機械設備供給型
55
16
人材供給型
18
計73事業者
※型間の重複あり
回答農業者
10,793人
40.0
肉用牛
露地野菜
20.0
0.0
施設野菜
酪農
利用していない者
のうち、77.0%が
今後の利用意向無し
・農業支援サービスの利用が広がっておらず、
サービスの有効性についても十分に認知さ
れていない状況。
その他作物
果樹
・農業支援サービスの利用者や利用希望
者への調査によれば、どの作物において
も、農業支援サービスに対するニーズは
一定以上ある。
(出所)農林水産省「農業支援サービスに関する意識・意向調査(令和4年12月)」