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令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (75 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html
出典情報 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》
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資料Ⅱ-6-9

ハード整備によらない対策

○ ハード整備によらない対策としても、既存ダムの事前放流や、新技術を活用した線状降水帯の事前予測の強化など
様々なソフト対策を実施。
事前放流の取組
 洪水調節については、これまで治水等のダム約600でしか行われ
てこなかったが、令和2年以降、利水のダム約900を含め、ほぼ
全てのダム(約1,500)で取組を開始。
 これにより、ダム全体の貯水量(約184億㎥)のうち、水害対策
に使える容量が3割(約55億㎥)から6割(約107億㎥)に
増加(八ッ場ダム58個分に相当)。
<全国のダムの数>

次期静止気象衛星の整備、アメダスへの湿度計の整備や二重偏波気象レーダー
への更新等により水蒸気等の観測能力を強化するとともに、気象庁スーパーコン
ピュータの整備前倒しや「富岳」を活用した予測技術の開発等により予測を強化。

<ダム全体の貯水量>(億㎥)
令和2年以降

184

184

水害対策に
使える容量

水害対策に
使える容量

3割

55

治水等ダム

(参考)令和4(2022)年の出水期

6割

107
治水等ダム

利水ダム

〇 143ダム(延べ162回)で実施。
〇 5億5,332万㎥(八ッ場ダム6.1個分)の容量を確保
(出所)国土交通省資料等を基に財務省作成。ダム数は令和5年3月31日時点。

令和4(2022)年~

●広域で半日前から予測
令和6(2024)年~

●県単位で半日前から予測
令和11(2029)年~

●市町村単位で半日前から
予測

(出所)国土交通省資料を基に財務省作成。

段階的に情報の発表を早めていく

1,480ダム
利水
(発電、農業、
水道、工業)

段階的に対象地域を狭めていく

治水等
573

907

線状降水帯の事前予測

令和5(2023)年~
5月25日提供開始
●線状降水帯の発生を最大
30分程度前倒しして発表
令和8(2026)年~
●2~3時間前を目標に
発表