令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (93 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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資料Ⅱ-7-3
○ 主食用米については、食生活の変化や少子高齢化等により中長期的に需要が減少。需給バランスを調整する観点
から、毎年、転作助成金である水活交付金により主食用米以外の作物への転作を支援。
○ 交付単価等の影響により飼料用米に偏重していたこと、また、多収性の専用品種ではなく一般品種の割合が増加し
ていたことから、令和6年産から一般品種について単価を段階的に引き下げる見直し等を昨年実施。
⇒ 今後も主食用米の需要が減少し、需給調整のために必要な転作面積が発生し続ける状況の下では、畑地化を進
めるとともに、財政上の持続可能性の観点から、引き続き、交付単価を含め品目ごとの状況を踏まえた見直しなど
の適正化に取り組んでいく必要。年度にもよるが主食用米に比べ転作作物の所得が高くなっているケースにも留意。
3.水田活用の直接支払交付金(令和5年度)の交付単価の概要
1.主食用米の需要量と生産量の推移
(万トン)
対象作物
900
需要量
(7月~翌年6月)
866
850
800
831
824
814
824 813
820
821
飼料用米、米粉用米
818
813
788
781
750
787
744
754
740
750
731
735 726
8.0万円/10a
加工用米
2.0万円/10a
702
714
3.5万円/10a
(多年生牧草について収穫のみを行う年は1万円/10a)
4.主食用米・転作作物の所得比較(令和5年度)
723
733
収量に応じ、5.5万円~10.5万円/10a
WCS用稲(稲発酵粗飼料)
麦、大豆、飼料作物
766
783
700
650
生産量
(年産)
交付単価
691
704 701
670
08年
(H20)
10年
(H22)
12年
(H24)
14年
(H26)
16年
(H28)
18年
(H30)
20年
(R2)
22年
(R4)
(出所)農林水産省「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」
2.令和5年度での見直し
飼料用米の多収品種の作付を促し生産性向上を図るため、令和6年産
から一般品種の支援単価を段階的に引下げ など。
※ 令和6年産から令和8年産にかけて、段階的に引下げ
(現行)5.5万円~10.5万円/10a⇒(8年産)5.5万円~7.5万円/10a
(注)水田交付金の額には、都道府県が別途単価を設定できる産地交付金が含まれていることから、交付単価と異なっている。
(出所)農林水産省資料より財務省作成