令和6年度予算の編成等に関する建議 参考資料(3) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20231120/zaiseia20231120.html |
出典情報 | 令和6年度予算の編成等に関する建議(11/20)《財務省》 |
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小麦・大豆の生産性向上
○ 食料安全保障を強化する観点からは、小麦・大豆等の輸入に依存している穀物の国内生産力を高めていくことが重
要。この点、我が国の小麦・大豆の生産性(単収)をみると、過去20年間、単収が低い水準に停滞。特に大豆
は単収が減少している状況。
○ これは、①水田作よりも畑作の方が単収が多いなど優位性があるにも関わらず、水活交付金が交付されるため、そ
の多くが水田で作付け、また、②水活交付金は、収量の多寡に関わらず作付面積に応じて水活交付金が交付され、
生産性向上を推進する仕組みがないことも一因ではないか。
⇒ 畑地化を促進しつつ、水田で小麦や大豆を生産する場合にも収量の多寡に関わらず交付される仕組みを見直して
交付対象の単収に基準を設けるなど、生産性向上に重点を置いた仕組みとするなどの見直しを考えるべき。
1.小麦・大豆の単収の推移(国際比較)
○小麦
2.水田作に対する畑作の優位性
(kg/10a)
800
711.8
700
668.0
600
574.2
中国
518.1
500
373.8
400
日本
376.1
446.5
334.2
325.1
330.0
300305.0
310.0
225.1
200
1980
○大豆
アメリカ
282.4
1985
1990
1995
254.5
2000
2005
2010
韓国
2015
400
337.9
327.5
256.1
200
165.6
178.3
172.7
150
122.3
100 114.8
1980
138.0
1985
1990
ブラジル
韓国 中国 198.6
240.3
191.8
131.4
1995
2000
2005
2010
(注)調査対象が異なることから、「生産費統計(農林水産省)」とは一致しない。
(出所)農林水産省資料から財務省作成
日本
2015
小麦
大豆
田作
398
9,888
畑作
561
7,325
田作
186
21,942
畑作
245
15,883
※小麦・大豆
は、畑作の方が
水田作よりも、単
収が多く、単位
収量当たりの生
産コストが低い。
(出所)農林水産省「生産費統計(令和2年)」
(万ha)
25
アメリカ
350
250
生産コスト
(円/60Kg)
3.小麦・大豆の作付面積の推移
2020
(kg/10a)
300
単収
(Kg/10a)
フランス
154.5
147.1
2020
21.1
22.7
22
21.3
21.2
20
15
9.6
14.6
9.6
2.8
14.4
9.5
14.1
2.8
9.7
14.7
田
9.9
15.2
3.1
3.1
2.7
10
5
11.5
11.8
11.6
11.6
11.8
11.4
12.3
11.6
12.8
12.1
小麦
大豆
小麦
大豆
小麦
大豆
小麦
大豆
小麦
大豆
0
H30
R1
(出所)農林水産省「作物統計(令和4年)」等
R2
R3
R4
畑