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【参考報告書2】(2)福祉用具貸与価格の適正化に関する調査研究事業(報告書案)[11.0MB] (234 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_56824.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第246回 4/14)《厚生労働省》
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調査対象
事業所C

主な調査結果


基本的には福祉用具貸与事業所として、モニタリング訪問時などに制度の説明
や提案を行ったが、介護支援専門員から利用者の購入希望を把握し、福祉用具
貸与事業所へ連絡が来ることもあった。



選択制において、購入ではなく貸与を選択する理由としては、不具合があった
際にメンテナンスや交換を行えることが挙げられるが、それ以外にも、購入し
た商品が使えなくなった際、処分するにも費用等がかかるということを懸念し
ていることが挙げられた。



スロープを購入する際には、複数個の購入を同時に行うことが多く(4~8個
程度)、保険者に申請に行った際、個数の制限等は設けられていないが、家屋
の図面に設置場所を記載した添付書類も提出する必要がある。同一利用者で2
度目の申請を行った際には、前回示した図面に今回の購入品の設置場所を追記
した図面を提出した。



購入のみの利用者はほとんどおらず、多くは福祉用具貸与も利用している方で
あり、購入後の利用目標の達成状況の確認は福祉用具貸与のモニタリング訪問
時に併せて行っている。選択制の対象種目以外の特定福祉用具販売の商品につ
いても、モニタリング訪問時に不具合の相談や商品の確認等を行うことも多
い。



購入を選択したスロープについて、1件ヒヤリ・ハットがあった。スロープを
設置していた箇所の床材が滑りやすくなっており、対象の利用者がゆっくり歩
行する際には問題ないものだったが、同居家族が勢いよく歩行した際にスロー
プが設置場所からずれてしまったというものだった。

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