令和６年４月以降の貸与価格の上限設定の影響
令和５年 10 月貸与分（３回目見直し前）のデータに対して、３回目見直しを実施した令和６年４月以降（令和６年７月以降に適用される新商品
を除く）に設定された貸与価格の上限を適用した場合に、貸与価格の上限を超えるレコードを判定することで、貸与価格の上限を超える貸与に関す
るシミュレーションを行った。
令和５年 10 月貸与分（３回目見直し前）のデータにおいて、令和６年４月以降に上限設定のある商品数は 35.3％、総貸与額は 96.8％、貸与件数
は 98.0％であった。
なお、令和３年度調査結果では、令和２年４月貸与分のデータにおいて令和３年４月以降に上限設定のある商品数は 44.3％、貸与件数は 97.9％
であった。
上限設定のある商品数は令和３年度調査結果では 44.3％であったのが、令和６年度調査では 35.3％と、新商品の発売等により少なくなったもの
の、上限設定のある商品が貸与件数に占める割合は約 98％と大半を占め、この期間で変化はなかった。総貸与額も同様の傾向であった。
図表 12

貸与種目別貸与価格の上限の状況（令和５年 10 月貸与分）

18

令和6年4月に
価格の上限設定がある商品

全商品（令和5年10月貸与分）

貸与種目
商品数

総貸与額

レコード件数

商品数

総貸与額

割合

レコード件数

商品数

総貸与額

レコード件数

車いす

1,850

4,869,608,430

707,191

665

4,610,210,260

682,451

35.9%

94.7%

96.5%

車いす付属品

1,183

429,825,220

229,259

280

397,949,620

214,455

23.7%

92.6%

93.5%

特殊寝台

1,634

7,990,209,280

942,832

537

7,772,902,350

918,220

32.9%

97.3%

97.4%

特殊寝台付属品

2,077

3,597,221,740

2,866,585

881

3,545,548,230

2,836,849

42.4%

98.6%

99.0%

床ずれ防止用具

566

1,337,007,590

203,423

187

1,279,029,850

194,345

33.0%

95.7%

95.5%

体位変換器

256

259,789,580

67,045

82

252,647,110

63,294

32.0%

97.3%

94.4%

手すり

1,928

8,994,913,080

2,802,416

669

8,825,193,050

2,758,998

34.7%

98.1%

98.5%

スロープ

523

1,070,427,360

460,445

228

1,038,257,560

453,209

43.6%

97.0%

98.4%

歩行器

885

2,802,185,170

924,183

406

2,732,175,410

904,737

45.9%

97.5%

97.9%

歩行補助つえ

451

311,020,700

285,517

165

302,200,580

278,216

36.6%

97.2%

97.4%

認知症老人徘徊感知機器

308

224,889,190

32,854

66

196,947,890

28,667

21.4%

87.6%

87.3%

移動用リフト

362

753,074,620

45,023

76

656,594,920

41,184

21.0%

87.2%

91.5%

9

3,269,940

341

1

3,028,240

324

11.1%

92.6%

95.0%

12,032

32,643,441,900

9,567,114

4,243

31,612,685,070

9,374,949

35.3%

96.8%

98.0%

自動排泄処理装置
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