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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (112 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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【事業効果】
・指導者側と受講者側が分かれて講習を実施するため、多人数が集まる必要性
がなく双方において感染拡大させるリスクが少なくなる。
・消防職員が受講会場に行かないため、駐車場及び大きな会場の確保の必要性
がなく、また、受講者側は複数場所からオンライン参加が可能であり受講が
容易になった。
(異なる学校職員が同時に受講可能)
・出向に要する時間及び会場準備に要する時間が少ないため、講習自体の時間
が抑えられ、効率的に講習が実施できた。
・ペットボトルでの胸骨圧迫は、準備が容易であり、また、従来の訓練人形に
比べ、安価・軽量・コンパクトでありながら、人体に類似した圧迫の体感が
得られ、十分活用可能であった。
【課題】
・画面を通して行う講習では、対面での講習に比べると、胸骨圧迫の評価
や指導が難しくなる。
・PC のマイクを使用すると、受講者から音声が小さいと指摘される場合
があるため、音声を伝える及び音声を聞く両方を明瞭化するため骨伝導
イヤホンの導入を検討。
【結果】
・WEB 会議システムでの指導は、胸骨圧迫の評価が難しい所はあるが、ア
ンケートから「91%が満足で、今後も参加したい」と結果が出ており、
受講者の満足度が高いことから、バイスタンダーCPR への動機付けは
有効であったと考える。
・受講方法の多様化につながった。
・指導員 1 名で対応可能であり、出向や訓練人形等の準備が不要のため、
講習にかかる準備時間が短縮され、職員の労務負担の軽減につながる。
図表3-34
満足度

9% 27%
64%

受講者に対するアンケート結果
今後のオンライン講習会について
非常に満足
満足
普通
満足しなかった
全く満足しなかった

9%

今後も是非参加したい
時間があれば参加してもよい

91%

どちらでもよい
参加しない

【総合評価】
・WEB 会議システムによる講習は、開催方式に有効性があり、職員の労務負担
の軽減にもつながったことから、今後も有効に活用できる講習であると考え
られる。

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