資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (78 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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災害出動時の機会を活用し、災害出動中の部隊内コミュニケーション
等について、振り返りを実施する。振り返りは、定期的なミーティン
グなど時間をかけて実施することも大切だが、帰署途上や帰署後の休
憩を利用するなど簡単に実施するものでも十分効果が得られる。
③ 救急車女性救急隊員の職務環境の整備促進
ア 概要
育児等で救急隊を一定期間離れていた職員の救急隊復帰を支援する取組や、
女性消防吏員が救急隊員として活動しやすい環境整備に係る消防本部の取組
を調べ、先進的な取組事例をとりまとめた。
イ 連絡会における主な意見
(ⅰ)女性救急隊員の活躍推進を図るため、日勤救急隊の整備、電動スト
レッチャーの導入、救急資器材の軽量化のほか、勤務環境を整備す
るために施設の改修を行っている。
(ⅱ)女性の考えを反映できるように、人事課に女性職員を配置している。
(ⅲ)女性の救急隊員が配置されている救急車に電動ストレッチャーを配
備することで、女性職員の採用活動時にアピールできるかもしれな
い。
(ⅳ)早期退職や若いうちに離職する職員が出ている。特に経験を積んで
高い能力を有する救命士が離職したときはショックだった。
ウ 先進的な事例
【事例1】電動ストレッチャーの導入、救急資器材の軽量化
傷病者搬送用ストレッチャーの昇降や車内収容等の動作を自動で行うこと
ができる「電動ストレッチャー」を導入している。また、救急隊が携行し現
場で活用する酸素ボンベは2L のものが標準であるが、資器材の軽量化の観
点から 1.1L のものを導入している。
【事例2】女性職員が活用できる施設の積極的な導入
有利な地方債等の国の財政措置を活用して、庁舎(消防本部・消防署・消
防出張所)の整備を行い、全ての庁舎で女性消防吏員が隔日勤務を行うこと
ができるようになっている。
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