資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (40 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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本実証事業は、システム構築前に実施するものであり、実際のシステム構築後
とは異なるスキームで実施することとなる。そのため、今後のシステム運用開始
に向けて、システム運用開始直後から円滑な医療情報閲覧が実施できるよう、今
年度整理したシステム要件等の整理に基づき、救急隊用の閲覧画面のモックアッ
プを作成し、傷病者本人の同意の取得は口頭で実施するなど、想定される実施手
順によるシミュレーション訓練を行う予定である。
実証事業の結果を踏まえ、機能・非機能要件を整理し、システムの基本設計を
確定させるため、来年度も引き続き検討を行っていく。
セキュリティ対策について、令和5年度は、脅威の洗い出しを行ったところで
ある。今後、医療情報等の暴露のリスク、医療情報等のねつ造のリスク、Web ア
プリの利用不能時のリスクなど、システムを安全、安定的に運用するため、必要
な対策を検討していく(図表1-26)。なお、技術的な対策のみで全ての脅威に
対抗できる保証はないため、運用管理による対策との併用が重要である。
図表1-26
セキュリティリスクの洗い出し
消防本部の意見を伺いながら、各消防本部が円滑に導入できるようにするため、
システムの導入手順及び実際の救急活動での活用手順等をまとめた導入手順書
を作成する必要がある。
今年度は「救急隊員が傷病者の医療情報等を閲覧する仕組みの骨子」を作成し
た。実際のシステム構築から運用に向けては、更に下記のような課題について詳
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