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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (50 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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図表2-8

保健所の入院調整、救急隊の搬送先調整の比較

※1 コロナ陽性者は、保健所による移送・入院調整が基本であるが、感染拡大時には消防機関が移送協力を行った。
※2 平時には稀な業務であり、コロナ禍において入院基準、療養先・入院先の決定方法は、都道府県及び
各地域で十分な議論を経て運用された。

② 保健所と連携したコロナ陽性者への対応
「緊急度」は、時間経過が生命の危険性を左右する程度のことをいい、
「重症
度」と異なり時間の経過による症状の変化の度合いに着目した概念である(図表
2-9)

保健所は、重症者への優先的な対応を基本とするが、救急隊と異なり一分一秒
単位の活動記録を残すことはなく、病床ひっ迫時には健康観察の実施を前提に、
感染症法に基づきコロナ陽性者の自宅療養等の判断を行った。救急隊は、救急要
請に対する速やかな救急出動を原則とするが、結果として不搬送となる場合があ
った(図表2-10)

図表2-9

「緊急度」の概念

出典:
日本臨床救急医学会雑誌
委員会報告

図表2-10

「重症度」

「緊急度」に応じた対応の比較表

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