資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (54 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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大規模消防本部の協力を得て個別ヒアリングを実施し、
「119 番通報時」及び
「救急現場」のコロナ禍に救急ひっ迫時における緊急度判定の実施状況につい
て精査した。なお、平時から共通する課題が多く含まれていた。
〔119 番通報時〕
「119 番通報時」の緊急度判定は、消防本部ごとに運用基準や実施状況は異
なる。判定後の運用はおおむね共通しており、低緊急・非緊急についても通
信指令員のみの判断による不出動は原則行われていなかった。
コロナ禍の救急ひっ迫時に通信指令員による出動優先順位付けが行われた
場合もあったが、高緊急以外の判定には聴取時間が延伸すること、高緊急の
判定に限定するなどの縮小運用により低緊急の判定を行わない場合は出動指
令を出さずに留めておく出動保留の選択が困難であること、出動保留に対す
る通信指令員の心的ストレスが大きいこと等の平時から共通する課題が挙げ
られた(図表2-15)
。
図表2-15
消防本部ごとの比較表
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