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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (73 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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【A 本部】高齢化等に伴う救急出動の状況を勘案し、救急隊の増隊に繋げた取組
救急隊の整備指標については、消防力の整備指針(以下「国指針」という。)に基づ
く総人口を基準に算定した指標に、「高齢化の状況」を勘案した指標を加算し算定して
いたが、人口減の中においても、高齢化の進展によって増加することが予測される救急
需要に適切に対応していかなければならない課題があった。
そこで、救急出動データを分析し、確認された年齢ごとに異なる救急車の利用率を将
来推計人口で推計された人口に補正するなどにより、将来の救急需要人口(仮想人口)
を算出し、当該救急需要人口を国指針に基づく人口基準による算定方法により算出して
得られた指標を救急隊の整備指標とするなど、管轄市町村の将来推計人口から予測され
る救急需要を予測し、必要な救急体制を構築することができる、より戦略的な考え方な
どに改めた。これに基づき市長部局と調整し、救急隊の増隊につながった(図表3-8)

図表3-8

A 本部の取組の詳細

【国指標による算定方法を基準に、独自の整備指標を用いた考え方】
救急出動データの分析結果を基に、年齢を9区分(※1)にした上で、全年齢の
救急車の利用率(平均値(%)
)と各年齢帯の救急車の利用率を比較して得られた
倍率を係数とし、その係数を各年齢帯の将来推計人口に乗じて算出した人口(救急
需要人口※2)に基づき、救急自動車の整備指標を算定。
(※1:年齢区分イメージ)
①5歳以下 ②6歳~64 歳

③65 歳~69 歳 ④70 歳~74 歳 ⑤75 歳~79 歳

⑥80 歳~84 歳 ⑦85 歳~89 歳 ⑧90 歳~99 歳 ⑨100 歳以上
(算定イメージ)
・※2:救急需要人口
= 管轄市町村の将来推計人口に基づく人口 × 各年齢帯の救急需要(係数)…❶
・国指標を基本に、独自の整備指標を用いた算定
=(❶ - 100,000 人) ÷ 50,000 人 + 5台

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