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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (113 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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イ 消防本部と医療機関との情報共有の高度化に向けた県の取組事例
(ⅰ)こうち医療ネット(高知県)
高知県では、救急搬送の増加に伴って病院受入照会件数が増加し、スムー
ズな患者搬送に支障をもたらしていること、また、医師不足等による郡部の
2次救急医療機関の機能低下により、高知市への救急搬送が集中するなど消
防本部管轄外への長時間搬送の増加等の課題があった。
これらを解決するため、高知県は県内全ての救急車と2次・3次救急医療
機関とがリアルタイムで相互連携できるよう「こうち医療ネット」を改修し、
平成 27 年4月から下記、連携機能の運用を開始している(図表3―35)。
図表3-35

こうち医療ネットを活用した救急搬送

【病院選定】
・医療機関は、応需情報(空き状況や受入可能な診療科目等)を定期的に入力
しており、応需モニターで受入状況をリアルタイムで把握可能。
・これにより、救急隊から4回以上収容要請に要した割合が、システム導入
前の 3.6%(H26)から 0.8%(H29)へ減少した。
・また、デジタルペーパーを利用して、データ化した傷病者情報を病院へ提
供することで、搬送先決定までの時間短縮にもつながっている。

(応需モニター)
(デジタルペーパー)
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