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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (80 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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④ 救急業務における DX の推進
ア 概要
救急業務の各場面(出動指令時の指令センターと救急隊の情報共有、受入
医療機関の選定、活動報告書等の入力等)における DX の導入事例を調べ、先
進的な取組事例をとりまとめた。

イ 連絡会における主な意見
(ⅰ)救急出動報告書の作成事務量を従来の4分の1程度になるようなシ
ステムを導入する予定
(ⅱ)傷病者の観察情報や車内の画像を医療機関に送ることができれば、
傷病者の受入交渉で、口頭で伝達することが減り、エラーが少なく
なると思う。効率的に短時間で搬送先が決まっていく可能性があ
り、検討している。
(ⅲ)月に1回、医療機関と消防本部で定例会を開催し、関係するシステ
ムの使用状況等を確認している。
(ⅳ)複数病院への一斉受入照会時の回答、診療科目ごとの収容可能状況
等、医療機関側が入力する情報について、リアルタイムの入力や更
新がされていないケースもある。
(ⅴ)導入したDXツールを消防OAシステムと接続するには、ベンダーが異
なり高額な費用がかかるため、DXでデータ化したものを消防OAに自
動的に反映させることが難しい。

ウ 先進的な事例
【事例1】救急搬送の迅速化及び救急業務の効率化を図るシステムの導入
119 番通報情報および救急隊からの傷病者情報について、アプリを通じ
て即時に医療機関へ共有し、迅速な受入体制の確保に繋げるとともに、救
急現場で入力した情報を活動報告書に反映できるシステムを導入した。こ
れにより、病院への受入交渉回数の削減、救急隊の現場滞在時間及び病院
滞在時間の短縮、救急隊の事務処理負担の軽減を図っている。

X 消防本部が導入したシステムの概要

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