資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (61 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html |
出典情報 | 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》 |
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救急隊員の適正な労務管理については、
「救急隊員の適正な労務管理の徹底に
ついて(通知)
」
(令和5年1月 25 日付け消防救第 25 号消防庁救急企画室長通
知)によりこれまでも周知してきたが、救急隊が一定基準を超えて連続出動し
た場合に一定時間出動不能として、休憩時間を確保する取組が複数の本部で実
施されている。こうした取組は、コロナ禍において出動件数が大幅に増加する
中で、救急搬送体制を確保するため、特に重要となった。なお、いずれの本部
においても、直近の重症事案発生時には出動可能な体制確保に努めていた。
労務管理上の基準は、
「出動時間」
、
「出動件数」
、
「運転距離」に設定している
本部が多く、基準を超えた場合に「休憩時間確保」、「機関員の交代」の対応を
定めている本部が多くあった。
労務管理の方法(例)
① 基準
ア 出動時間
・連続3時間以上の救急活動
・22 時~翌5時の間に連続2時間以上の救急活動
・法定の休憩時刻を超えた場合
イ 出動件数
・連続4件以上の救急出動
・22 時から翌5時 59 分の間での3件以上の救急出動
ウ 運転距離
・機関員の運転距離が累積 100km に達した場合
② 対応
ア 休憩時間確保
・病院引揚げから帰署までの間及び帰署後1時間
・出動状況に応じて 30 分~60 分間
イ 機関員の交代
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