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資料 令和5年度救急業務のあり方に関する検討会報告書(案) (99 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-134.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(2/20)《総務省》
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ウ 救急隊における観察・処置等について
「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策
に関する基本法」
(平成 30 年法律第 105 号)の施行等を背景に、関係学会から消
防庁に対して提言がなされたことを受け、「令和元年度救急業務のあり方に関す
る検討会」の中で、救急隊における観察・処置について検討し、その結果を踏ま
えて、
「救急隊における観察・処置等について」(令和2年3月 27 日付け消防救
第 83 号消防庁救急企画室長通知)
(以下「令和2年3月 27 日通知」という。)を
発出した。
令和5年度は、心臓病を疑った傷病者に対する観察項目について、
「プロトコル
等に定められている」と回答した消防本部が 34.3%(248 本部)、
「消防本部の活
動要領等で定められている」と回答した消防本部が 6.2%(45 本部)、
「各都道府
県の「傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準」に定められている」と回答
した本部が 39.8%(287 本部)、
「上記以外に定められている」と回答した消防本
部が 1.9%(14 本部)

「特に定められているものはない」と回答した消防本部が
30.3%(219 本部)であった。
また、救急隊員への循環器疾患の観察・処置に関する教育の機会について、
「各
救急隊における日常教育」と回答した消防本部が 80.1%(578 本部)

「消防本部
における教育」と回答した消防本部が 33.1%(239 本部)、
「県・地域メディカル
コントロール協議会等における研修等」と回答した消防本部が 26.2%
(189 本部)、
「事後検証のフィードバック」と回答した消防本部が 45.6%(329 本部)、
「症例
検討会」と回答した消防本部が 55.1%(398 本部)、「救急救命士の病院実習等」
と回答した消防本部が 36.1%(261 本部)

「外部研修等の受講」と回答した消防
本部が 9.6%(69 本部)

「上記のいずれも実施してない」と回答した消防本部が
0.6%(4 本部)であった(図表3-24)

これらの結果から、心臓病が疑われる傷病者に対する身体観察等について、消
防庁から発出された令和2年3月 27 日通知を参考に、より多くの消防本部で取
り組むことが望まれる。
図表3-24

心臓病に関する観察・処置等について(消防本部回答)

心臓病を疑った傷病者に対し観察項目を定めているか(複数回答可)

34.3

プロトコル等に定められている(n=248)

6.2

消防本部の活動要領等で定められている(n=45)
各都道府県の「傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準」
に定められている(n=287)

39.8
1.9

上記以外に定められている(n=14)

30.3

特段定められているものはない(n=219)

0%

94

10%

20%

30%

40%

50%