よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料1 自治体から連絡のあった疾患に関する新旧の診断基準及び臨床調査個人票 (135 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html
出典情報 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

<重症度分類>
1) 又は2)を対象とする。
1)自己免疫性肝炎診療ガイドライン(2021 年)重症度判定を用いて、中等症以上
2)組織学的あるいは臨床的に肝硬変と診断される症例
自己免疫性肝炎診療ガイドライン(2021 年)重症度判定
臨床所見

臨床検査所見

① 肝性脳症あり

① AST または ALT > 200 U/l

② 肝萎縮あり

② 総ビリルビン> 5mg/dl
③ プロトロンビン時間(PT-INR)≧1.3

重症
次のいずれかが見られる
1.臨床所見:①または②
2.臨床検査所見:③
中等症
臨床所見:①、②、臨床検査所見:③が見られず、臨床検査所見:①または②が見られる
軽症
臨床所見:①、②,臨床検査所見:①、②、③のいずれも見られない

1.重症と判断された場合、遅滞なく肝臓専門医のいる医療機関への紹介を考慮する。
2.重症の場合、劇症肝炎分科会の予後予測モデル、MELD も参考にする。
3.中等症の症例で、黄疸高度、60 歳以上の高齢者の場合も専門機関への紹介を考慮する。
4.肝萎縮は CT volumetry が測定可能な場合は、肝容積対標準肝容積比を参考にする。
5.急性肝不全の診断は、厚生労働省「難治性の肝・胆道疾患に関する研究」班の診断基準(2011 年版)を用
いる。

※診断基準及び重症度分類の適応における留意事項
1.病名診断に用いる臨床症状、検査所見等に関して、診断基準上に特段の規定がない場合には、いず
れの時期のものを用いても差し支えない(ただし、当該疾病の経過を示す臨床症状等であって、確
認可能なものに限る。


2.治療開始後における重症度分類については、適切な医学的管理の下で治療が行われている状態であ
って、直近6か月間で最も悪い状態を医師が判断することとする。
3.なお、症状の程度が上記の重症度分類等で一定以上に該当しない者であるが、高額な医療を継続す
ることが必要なものについては、医療費助成の対象とする。