参考資料1 自治体から連絡のあった疾患に関する新旧の診断基準及び臨床調査個人票 (78 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46002.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・社会保障審議会(合同開催) 厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会(第73回 11/26)社会保障審議会小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第4回 11/26)(合同開催)《厚生労働省》 |
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以下に示す項目のうち最も重症度の高い項目を疾患の重症度とし、中等症以上を対象とする。
バゾプレシン分泌低下症(中枢性尿崩症)
軽症:
尿量 3000~6000mL/日
尿浸透圧 251mOsm/L 以上
血漿 ADH 濃度 1.0pg/mL 以上(5%高張食塩水負荷試験後の最大反応値)
血清ナトリウム濃度 146mEq/L 以下
皮膚・粘膜乾燥 なし
中等症: 尿量 6000~9000mL/日
尿浸透圧 151~250mOsm/L
血漿 ADH 濃度 0.5~0.9pg/mL
血清ナトリウム濃度 147~152mEq/L
皮膚・粘膜乾燥 軽度の乾燥
重症:
尿量 9000mL/日以上
尿浸透圧 150mOsm/L 以下
血漿 ADH 濃度 0.4pg/mL 以下
血清ナトリウム 153mEq/L 以上
皮膚・粘膜乾燥 高度の乾燥(飲水が十分に出来ない場合)
バゾプレシン分泌過剰症(SIADH)
軽症:
血清ナトリウム濃度 125~134mEq/L
意識障害 なし
筋肉痙攣 なし
全身状態 異常なし~倦怠感、食欲低下
中等症: 血清ナトリウム濃度 115~124mEq/L
意識障害 JCSI-1~JCSI—3
筋肉痙攣 四肢筋のこわばり~筋繊維痙攣
全身状態 頭痛~悪心
重症:
血清ナトリウム濃度 114mEq/L 以下
意識障害 JCSII~JCSIII
筋肉痙攣 全身痙攣
全身状態 高度の倦怠感、頭痛、嘔吐など