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規制改革推進に関する答申(案) (44 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/committee/220527/agenda.html
出典情報 規制改革推進会議(第13回 5/27)《内閣府》
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況の地域別の定量的なデータを収集・効果を検証し、翌年度以降の活用促進を
図るために必要な検討を行う。
n 文部科学省は、個に応じた学びを進めるとともに、社会に開かれた初等中等
教育を実現し、もって教育の質を高めることを目的として、特に情報科につい
て、特別非常勤講師やチーム・ティーチングを始めとする外部人材の活用状況
を調査するとともに、非常勤講師を含む外部人材活用を推進する上で学校現場
が困難に感じている点を把握し、制度利用促進に資する必要な措置を検討・実
施する。
(2)グローバルなイノベーションを育む高等教育
<基本的考え方>
コロナ禍を契機に全国で取組が進展したオンラインを活用した授業は、もはや
対面授業の代替物としての非常時の学修保障の手段ではなく、高等教育における
学修者を中心とする学びを深めるための選択肢の一つとなっている。メタバース
やVR(Virtual Reality)等の新技術の活用を含むオンラインも活用した質の
高い授業開発が模索されている中で、各大学の授業や研究におけるイノベーショ
ンの芽を育て、高等教育が学修者や社会の求める学問を提供できる環境作りが求
められる。そのためには、特例への申請や特例承認後の各種手続を課すことがイ
ノベーションに取り組む大学にとって負担をかけることを十分認識した上で、現
行の、設備要件を始めとするハード面の質保証を重視した大学設置基準を、学び
の形式の多様化や、学生個人に応じた教育の追究を可能にする等により、各大学
の創意工夫を妨げないような基準へと見直す必要がある。
あわせて、社会変革を促すようなイノベーションを大学から発信できるよう、
学部の再編に大学が取り組みやすい環境を整備する等新陳代謝を高めるととも
に、各大学が自主的に教育の質を向上させる取組を促進する。また、学修者が安
心して学びに集中できるよう、対面・オンラインの手段に関わらない学修環境の
整備を推進する。
以上の基本的考え方に基づき、以下の措置を講ずるべきである。
<実施事項>
ア イノベーションの芽を育む大学設置基準等
【a,d~j:令和4年度措置、
b:令和5年度以降検討開始、結論を得次第速やかに措置、
c:(前段)令和4年度措置、(後段)令和5年度以降措置】
a 文部科学省は、現状の大学設置基準におけるハード面での質保証について、
学びの形式の多様化や、学生個人に応じた教育の追究を可能にすることで、大
学のイノベーションを促進するなど、学修者本位の学びを実現する観点から見
直しを行うとともに、経営困難大学等が学校法人運営からの撤退や学校再編に

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