デジタル田園都市国家構想基本方針(案) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_denen/dai8/gijisidai.html |
出典情報 | デジタル田園都市国家構想実現会議(第8回 6/1)《内閣官房》 |
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(現状と課題)
人口減少・少子化は深刻さを増しており、人口減少を食い止め、地域の持続可能
性を高めるために結婚・出産・子育てがしやすくなる地域づくりを進めることが重
要である。また、地方経済の活性化を図る上でも、若い女性を含めて働きやすい環
境を整えることにより、経済活動を促進することが求められる。
(中長期的な取組の方向性)
【デジタル技術の活用による取組】
オンラインによる母子の健康相談や、一部の地域で進められている母子健康手帳
アプリの拡大など、対面のコミュニケーションでは手が届きにくい取組について、
デジタル技術の活用により手当てを行うことが可能になる。また、子どもの見守り
をアプリなどを活用して支援することにより、人口減少・高齢化等により地域の見
守り機能が低下している場合の下支えも行うことができる。
【結婚・出産・子育てへの支援】
深刻な少子化からいち早く脱却するため、人々が望めば結婚・出産できるような
環境を整えていくことが重要である。そのため、新生活への経済的支援を含む結婚
支援や、妊娠・出産への支援、地域・社会による子育て支援など、それぞれのライ
フステージに応じた総合的な少子化対策に取り組む。
【仕事と子育て・介護が両立できる環境整備】
ライフステージが変化する中でも仕事との両立が図られるよう、官民を含めた取
組を進めることが必要である。具体的には、希望する労働者が育児・介護休業を取
得できるよう、助成金等を通じた民間企業へのインセンティブ付与など、引き続き、
取組を進める。
④魅力的な地域をつくる
(現状と課題)
地方への力強い人の流れを生み出すためには、あらゆる人が地方で暮らすことに
対しての不安を解消し、暮らしやすく、魅力あふれる地域を作り上げることが重要
である。デジタル技術を有効に活用することで、高度かつ効率的に魅力あふれる地
域づくりを実現することができる。デジタル化の進展により、地方の魅力を高める
取組を高度かつ効率的に行い、それを対外的に発信することが容易になりつつある。
こうした時勢を的確に捉えた取組を行うことが重要である。
(中長期的な取組の方向性)
【質の高い教育、医療サービスの提供】
都市部に住む人が地方に暮らすようになるための重要な条件は、十分な教育機会
や医療サービスが地方においても享受できることである。子育て世帯においては子
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