もに、検討会等を行い、実態を踏まえつつ、効率的なシステムの標準仕様策定
に向けた検討を行う。また、社会福祉法人及び社会福祉連携推進法人に関する
データベースである「社会福祉法人財務諸表等電子開示システム」を改修し、
社会福祉法人等の運営の透明性の確保を一層推進していく。
（厚生労働省社会・援護局保護課、福祉基盤課）

ⅴ医療分野での未来技術の活用
【具体的取組】
⒜医療分野での未来技術の活用
・オンライン診療の適切な普及・促進を図るための取組を進める。また、遠隔医
療の実施に必要な機器整備の補助を引き続き行う。
（厚生労働省医政局医事課、研究開発振興課）

⒝オンライン服薬指導の普及拡大
・薬剤師の在宅でのオンライン服薬指導も可能とする等、患者の求めに応じて、
全国どこでもオンライン服薬指導が可能となる環境整備に取り組む。
（厚生労働省医薬・生活衛生局総務課）

⒞電子処方箋、オンライン資格確認の推進
・薬局薬剤師 DX を推進するため、電子処方箋の仕組みについて、今秋のモデル
事業による全国的な検証を含め、安全かつ正確な運用に向けた環境整備を行
い、2023 年１月から運用開始する。また、オンライン資格確認について、保
険医療機関・薬局に、2023 年４月から導入を原則として義務付けるととも
に、導入が進み、患者によるマイナンバーカードの保険証利用が進むよう、関
連する支援等の措置を見直す 28。2024 年度中を目途に保険者による保険証発行
の選択制の導入を目指し、さらにオンライン資格確認の導入状況等を踏まえ、
保険証の原則廃止 29を目指す。あわせて、訪問診療・訪問看護等のオンライン
資格確認の仕組みの構築を進めるとともに、マイナンバーカードの機能（電子
証明書）のスマートフォン搭載に対応したオンライン資格確認の検討を進め
る。
（厚生労働省医薬・生活衛生局総務課、保険局医療介護連携政策課保険データ企画室、デ
ジタル庁国民向けサービスグループマイナンバーカード担当、医療班）

⒟レセプト情報等を活用した分析の体制整備の推進
・保健医療に関するビッグデータの効果的な利活用を推進するため、NDB（レセ
プト情報・特定健診等情報データベース）や、NDB と介護 DB（介護保険総合デ
ータべース）の情報の連結解析を可能とするために構築した医療介護連結解析
基盤（HIC）について、機能の充実や利便性の向上等を図る。
28 診療報酬上の加算の取扱いについては、中央社会保険医療協議会において検討。
29 加入者から申請があれば保険証は交付される。

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