２．デジタル利活用の浸透
（１）情報通信の利用拡大
①通信インフラの整備状況
通信インフラの整備は、感染症以前より進められており、光ファイバ等の世帯カ
バー率は 99.7％（2022 年３月末時点）となる見込みであるほか、2020 年よりサービ
スが開始された 5G サービスは、民間事業者による基地局整備が進められている。
図 20 光ファイバ等世帯カバー率（各年３月末推計値、単位：％）

98.3

100

99.1

99.7

2020年

2022年

95.8

90.1
90
86.5

80
2008年

2009年

2013年

2018年

（資料）総務省「ブロードバンド基盤整備率調査」（毎年実施）に基づき作成。

②感染症に伴う利用拡大
感染症拡大による不要不急の外出自粛要請等により、対面を前提とした従来の行
動様式が制限される中で、日常生活、企業活動、行政サービスなどのあらゆる場面
でデジタルの利活用が進んだ。これにより、単位時間当たりのインターネットトラ
ヒック（通信量）は、感染症が発生した 2020 年以降に、大きく増加し、その後も増
加傾向を示している。

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