提案書14(2601頁~2800頁) (129 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プラスマイナス
⑩予想影響額
予想影響額(円)
-141,672,500
その根拠
社会医療診療行為別統計から2018年椎間板内酵素注入療法は68件、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術の総数は2,593件で2021年椎間板内
酵素注入療法は292件と増加し、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術の総数は2,230件と減じている。椎間板酵素注入療法の年間対象患者数
の変化は、約200人増加し約500人と予想したが、椎間板内酵素注入療法の導入により、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術の総数は減少し
1,800人と仮定した。椎間板内酵素注入療法は53,500円、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術は153,100~756,000円で平均355,350円とする
と椎間板内酵素注入療法は292×53,500=15,622,000円、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術は2,230×355,350=792,430,500円となる。本
評価によって椎間板内酵素注入療法は500×53,500=26,750,000円と増加となるが、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術は1,800×355,350
=639,630,000円と減少する。したがって椎間板内酵素注入療法は、11,128,000円増加となるが、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術は、
152,800,500円の減少となり、結果、141,672,500円のマイナス予想額となる。この試算に入院料を加えるとさらにマイナス予算が期待できる。椎
間板内酵素注入療法は、外来または1泊で施行可能であるが、他の椎間板摘出術や内視鏡下椎間板摘出術では、1泊から7泊程度の入院費が必要と
なる。
備考
なし
⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬
特になし
⑫その他
なし
⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
なし
⑭参考文献1
⑭参考文献2
⑭参考文献3
⑭参考文献4
⑭参考文献5
1)名称
Condoliase therapy for lumbar disc herniation -2 year clinical outcome.
2)著者
Banno T,Hasegawa T,Yamato Y,Yoshida G,Arima H,Oe S,Ide K,Yamada T,Kurosu K,Nakai K,Matsuyama Y,
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Journal of orthopaedic science : official journal of the Japanese Orthopaedic Association [0949-2658/1436-2023] 2022 Nov 21;
4)概要
コンドリアーゼ療法を受けたLDH患者症例67名(男性44名,女性23名,平均年齢46.7歳±18.0歳)を対象に最低2年間のフォローアップを実施。LDH患
者の78%に2年間有効で、椎間板変性の進行は、3ヶ月間に患者の57.1%で観察されたが、うち30%は2年でベースラインに回復した。再発性椎間板ヘ
ルニアは認められなかった。患者のうち、80%が自分の結果に満足し、85%がこの治療法を推奨しました。
1)名称
椎間板内治療
2)著者
石川慎一
3)雑誌名、年、月、号、ページ
ペインクリニック、2021,12.42,S495-S504
4)概要
日本ペインクリニック学会会員において、以前から施行されている各種椎間板内治療の種類と意義について述べている。椎間板酵素注入療法につ
いては、日本ペインクリニック学会、日本腰痛学会、日本疼痛学会などの作成WG10学会で作成した慢性疼痛診療ガイドラインにおいて2019年まで
の論文で長期的な有効性・安全性のエビデンスの蓄積が望まれ今後が期待される治療である。
1)名称
術式間に成績の差はあるか
2)著者
日本整形外科学会、日本脊椎脊髄外科学会
3)雑誌名、年、月、号、ページ
腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン 2017年7月第2版
4)概要
椎間板内酵素注入療法(わが国未承認)は手術的治療(ヘルニア摘出術)よりも劣り,さらに経皮的髄核摘出術は酵素注入療法よりも劣ってい
る.
1)名称
椎間板内治療
2)著者
(監修・著編)日本ペインクリニック学会治療指針検討委員会
3)雑誌名、年、月、号、ページ
ペインクリニック治療指針第7版
4)概要
椎間板内コンドリアーゼ注入療法を含めた各種椎間板内治療の適応疾患、手技、合併症等について提示
1)名称
椎間板内治療
2)著者
インターベンショナル痛みの治療ガイドライン~非がん性疼痛とがん性疼痛~
3)雑誌名、年、月、号、ページ
(監修・著編)日本ペインクリニック学会インターベンショナル痛み治療ガイドライン作成ワーキンググループ
4)概要
エビデンスレベル B(中)
監修
67-69
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0017/G0000309/0041
E椎間板内コントリアーゼ注入療法
2023年春6月発行予定、パブリックコメント施行中。
:椎間板内コンドリアーゼ注入は腰椎椎間板ヘルニアに有用か?
p120~121,2023年冬発行予定
推奨度 2:することを弱く推奨する。
※⑬については、1.の「主たる申請団体」および「上記以外の申請団体」以外に、提案される医療技術に関する研究、会合、論文発表等を実施している学会等の関連団体や研
究者等の名称を記載すること。
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