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提案書14(2601頁~2800頁) (34 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

消化器外科、麻酔科、循環器内科及び糖尿病内科を標榜し、管理栄養士が配置されている。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

(1)外科又は消化器外科について5年以上の経験を有し、当該手術に習熟した医師の指導の下に、当該手術を術者として5例
以上実施した経験を有する常勤の医師が1名以上配置されていること。
(2)腹腔鏡下胃縮小術(スリーブ状切除によるもの)を術者として10例以上実施した経験を有する常勤の医師が1名以上配置
されていること。
(3)当該手術を担当する診療科において、常勤の医師が2名以上配置されていること。
(4)常勤の麻酔科標榜医が配置されていること。
(5)高血圧症、脂質異常症又は糖尿病ならびに肥満症に関する診療について合わせて5年以上の経験を有する常勤の医師1名
が配置されていること。
(6)常勤の管理栄養士が配置されていること。
(7)緊急手術体制が整備されていること。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

遵守すべきガイドラインとして、日本肥満症治療学会「日本における高度肥満症に対する安全で卓越した外科治療のための
ガイドライン(2013版)」と3学会合同委員会「日本人の肥満2型糖尿病患者に対する減量・代謝改善手術に関するコンセンサ
スステートメント」(資料4)があげられる。

⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

手術死亡率0%、術後早期合併症発生率4.2%であり、スリーブ状胃切除術と大差を認めていない(資料5)。

⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし


妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠

関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)

118,090点
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):1,180,898円
外保連試案2022掲載ページ:200-201
外保連試案ID(連番):S91-0240850
技術度:D 医師(術者含む):4 看護師:2 その他:0 所要時間(分):300
------------------------------------------------------------------(ここまで)

区分

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番号
技術名

特になし
特になし

具体的な内容

特になし

プラスマイナス
予想影響額(円)

3,235,000

特になし

減(-)

年間50例の患者が本技術を受けると、患者の1ヶ月の薬代が月17,300円減少する。

予想影響額

その根拠

備考

予想影響額=(x)-(y) 3,235,000円 減
(x):予想される当該技術に係る年間医療費
1,180,900円×50回=59,045,000円
(y):当該技術の保険収載に伴い減少すると予想される医療費
資料1によると糖尿病患者の薬代は手術により1ヶ月17,300円減額され、
6年間で1,245,600円となる。
1,245,600円×50名=62,280,000円の医療費の減少となる。
特になし

⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
特になし
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等

1)収載されている

1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。

スリーブバイパス術と出来上がり図が同じになる胆膵バイパス術(BPD/DS)は米国Medicareに保険収載されている。またス
リーブバイパス術は2019年に韓国で保険収載されている。

⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い

a. 承認を受けている

⑭その他

本技術は糖尿病の寛解効果は高く長期的には医療費の削減に貢献できると思われ、先進医療に承認されたが、その高額な自
己負担から症例数は減少傾向であり、早急に保険収載すべきと思われる。また本技術はわが国からQuality of life (QOL)
を改善する報告もなされている。

⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特になし

⑯参考文献1

1)名称

Bariatric surgery versus medical treatment in mildly obese patients with type 2 diabetes mellitus in Japan:
Propensity score-matched analysis on real-world data

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Seki Y, Kasama K, Yokoyama R, et al.
J Diabetes Investig 2022;13:74-84

4)概要

わが国の1施設からの腹腔鏡下スリーブバイパス術とスリーブ状胃切除術の手術群とわが国の保険レセプト等のデータベー
スからの内科治療群を比較した研究。手術群では術前に月126.5ドルかかっていた薬代が術後は0ドルになった[資料1/5]。

2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ

Five-year-results of laparoscopic sleeve gastrectomy with duodenojejunal bypass for weight loss and type 2
diabetes mellitus
Seki Y, Kasama K, Haruta H, et al.
Obes Surg 2017;27:795-801

4)概要

わが国の1施設からの腹腔鏡下スリーブバイパス術 120例の術後5年の良好な減量効果と糖尿病に対する効果を報告した論文
[資料2/5]。

1)名称
⑯参考文献2

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