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提案書14(2601頁~2800頁) (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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概要図

「減量・代謝改善手術周術期管理加算」について

【管理料の概要】
【既存の加算、管理料等との比較】
・腹腔鏡下スリーブ状胃切除術などの肥満外科
・ L 008 4 イ マスク又は気管内挿管による閉鎖循
手術(減量・代謝改善手術)を受ける肥満症患者
環式全身麻酔の腹腔鏡を用いた術の麻酔困難な
は糖尿病などの合併症や精神疾患を高率に合
患者にはBMIが35以上の患者が含まれており、+
併し、定期的な総合カンファレンスを行い、多職
2,520点となっている。
種からなるチームアプローチで周術期管理を行
・A237ハイリスク分娩管理加算には分娩前のBMIが
う必要がある。
35以上の初産婦が含まれており、3,200点である。
・手術時の搬送、体位、術後の移動など、通常の ・日米や国際的なガイドラインでは、肥満外科手術
手術に比較し、その周術期管理に通常よりも人
を行うに当たっては、多職種からなるチームアプ
的、設備的な準備と労力を必要とする。
ローチが推奨されている。
・加算により人材の確保や設備の準備がより可
能となり、チームアプローチが推進され、周術期
の患者の安全性が向上すると考えられる。
【対象疾患】
・6ヶ月以上の内科的治療によっても、十分な
効果が得られないBMI35以上の糖尿病、高血圧
症、脂質異常症又は閉塞性睡眠時無呼吸症候
【診療報酬上の取り扱い】
群のうち1つ以上を合併している肥満症患者、な
らびにBMI32-34.9のHbA1c≧8.0%の糖尿病、コ
・B医学管理
ントロール不良の高血圧症、脂質異常症又は重
・2,500点
症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群のうち2つ以上
(L 008 4 イ マスク又は気管内挿管による閉鎖循
を合併している肥満症患者。
環式全身麻酔の腹腔鏡を用いた術の麻酔困難な
・日本肥満症治療学会のアンケート調査によると
患者にはBMIが35以上の患者が含まれており、
2022年には985例の肥満外科手術が行われ、
2642
年間対象患者は1,000名程度と考えられる。
+2,520点となっているため)