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提案書14(2601頁~2800頁) (154 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「術中脳波麻酔モニタリング加算」について
技術の概要
BISクワトロセンサ
前額部に電極センサを貼付し術中脳波モニタリングを行う。
脳波はBIS値等に変換し数値表示される。数値を麻酔深度の指標とする。
BISモニタリングシステム

提案の背景

全静脈麻酔(TIVA)は揮発性吸入麻酔を用いた麻酔に比べて、術後悪心嘔吐、高齢者の認知機能障害等の麻酔合併症を
起こしにくい。また、脳神経モニタリングを行う手術では、TIVAによる麻酔と脳波モニタリング使用が推奨されている。
一般に、静脈麻酔の効果には個人差があるとされ、また、効果部位濃度が不明であるため術中覚醒のリスクがある。
吸入麻酔においては最小肺胞濃度が定義され呼気麻酔ガス濃度モニターにより麻酔濃度を常時監視できるのに対し
TIVAではそれに相当するモニターがない。TIVA時に麻酔効果をモニタリングできる機器として脳波モニタリングがある。

対象疾患・患者
L008「マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔」のうちTIVAで麻酔維持を行なった手術・検査患者で
術中脳波麻酔モニタリングを使用した場合。対象となる件数は、432,912 件/年と推定される。
L001-2「静脈麻酔」で検査・手術を行なった患者で術中脳波麻酔モニタリングを使用した場合。
対象となる件数は不明であるが、ごく僅かであると推定される。

既存の脳波検査との比較

診療報酬上の取扱

既存の脳波検査は多誘導であり、ノイズ混入等の影響を
考慮すると術中に使用することは不可能である。

脳波モニタ本体一台あたりの患者単価と
消耗品であるBISセンサの材料費の合計

脳波モニタリングシステム等を使用した場合、D214
「脈波図、心機図、ポリグラフ」の一つとして読み替えて
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算定されることがある。ただしD214はDPC病院では包括される。

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