提案書14(2601頁~2800頁) (74 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
国内のガイドラインだけでなく、NCCNやESMOなどの海外のガイドラインでもすでに推奨されている。トレーサーの局注や、
術中のSN同定は容易な手技であり、短期のラーニングカーブで習得できる。RIが使用できない施設ではICGや青色素で代用
できる。
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
産婦人科あるいは婦人科を有する(実施責任医師を含む常勤の医師が2名以上)かつ、病理診断科及び麻酔科を有する(病
理診断科、麻酔科医師が各々1名以上必要)。
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
日本婦人科腫瘍学会腫瘍専門医が在籍、実施者[術者]として5例以上[それに加え、助手又は術者として5例以上]、当該技術
の経験症例数:要(5例以上)。
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
当該技術の適応の判断および実施にあたっては、日本婦人科腫瘍学会のガイドラインを参考にすること。
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
トレーサー局注時に軽度の出血や薬剤によるアレルギー反応が生じる可能性があるが、非常に稀である。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
K
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
5,000
類似技術の点数(D409-2
センチネルリンパ節生検(片側)
1 併用法 5,000点)と比較して同等と考えられるため。
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
区分
区分をリストから選択
番号
特になし
技術名
特になし
具体的な内容
特になし
プラスマイナス
予想影響額(円)
1600/人
その根拠
増(+)
【現在かかっている医療費】
子宮悪性腫瘍手術(69,440点)+リンパ浮腫指導管理料2回(200点)+リンパ浮腫複合的治療料
(200点/月)
リンパ浮腫発生率約20%で術後10年間リンパ浮腫治療を行ったと仮定すると、患者1名あたりの医療費は、69,440+200✕0.2
+200✕120✕0.2=74,280点となる
【新たな治療法における医療費】
子宮悪性腫瘍手術(69,440点)+当該治療=74,440点
【影響額】
74,440-74,280=160点=1,600円
今回、算出できなかったが、これに蜂窩織炎を併発した際の医療費や、QOL低下による社会復帰の遅れなどを勘案すると、
実質的な影響額はマイナスになるものと推測される。
備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
放射線同位元素、インドシアニングリーン、青色色素
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
1)収載されている
欧米(アメリカ、イギリス、フランスなど)では固形癌においてSN生検が承認されている。
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特になし
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
特になし
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Prospective study of sentinel lymph node biopsy without further pelvic lymphadenectomy in patients with
sentinel lymph node-negative cervical cancer
Niikura
Int. J. Gynecol. Cancer. 2012;22: 1244-50.
4)概要
子宮頸がん手術におけるSN生検群とリンパ節郭清群での下肢リンパ浮腫出現率はそれぞれ 8.7%、42%であり、有意にSN生検
群での出現率が低かった(P =0.03)。
1)名称
2)著者
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Prognostic outcome and complications of sentinel lymph node navigation surgery for early-stage cervical cancer
Yahata
Int J Clin Oncol. 2018;23(6):1167-72
4)概要
子宮頸がん手術におけるSN生検群とリンパ節郭清群での下肢リンパ浮腫出現率はそれぞれ 0%、22%であり、有意にSN生検群
での出現率が低かった(P < .0001)
1)名称
⑯参考文献1
⑯参考文献2
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
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