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提案書14(2601頁~2800頁) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

368203

※事務処理用

提案される医療技術名

パッチテスト

申請団体名

日本皮膚科学会
23皮膚科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

09アレルギー内科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

パッチテスト



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


291
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)


従来パッチテストはD291皮内反応検査でひとまとめにされていたが、そのうちパッチテス
トが突出して費用と手間がかかるため分けて再評価していただきたい。

その他」を選んだ場合、右欄に記載

接触皮膚炎や薬疹の原因特定のため行われる検査であり、原因として、日用品、香粧品、金属、薬剤などが原因として特定される。接触皮膚炎や
薬疹はパッチテストで原因が確定すれば、接触を断つことができ、根治可能な疾患である。対象は小児から成人まで、年齢を問わず実施可能であ
る。方法としては、背部にアレルゲンを健常皮膚に48時間貼付し、貼付部位の反応を72-96時間後、1週間後など、複数回の判定により診断する。

文字数: 199

再評価が必要な理由

従来パッチテストは皮内反応検査の中に入れられ、ひとまとめにされていたが、そのうちパッチテストが突出して費用と事前準備及び実施時間が
長く、手間がかかる。以上から、パッチテストは皮内反応検査とは別に評価すべきであり、パッチテストに対してより高い評価が妥当と考える。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

皮内反応検査のうち、パッチテストは、単に市販されている試薬を背中に貼付するだけではない。例えば薬剤の場合は十分粉砕してワセリンと混
合したり、香粧品の場合は濃度の調整や希釈系率を個別に作成したりする必要がある。このため、事前準備に時間を要し、また当日に試薬を一つ
ずつ貼付部位に載せなければならないため実施時間も長い。一方で、パッチテストは接触皮膚炎や薬疹の原因特定に対して必須の処置であり、ま
たこれらの疾患は原因除去が根本治療となる。以上より、パッチテストは、皮内反応検査と別に評価されるべきであり、より高い評価が妥当と考
える。
外保連試案費用:6,752円
外保連試案2022掲載ページ:368
外保連試案ID(連番):E73-1-2885
技術度:A 医師(術者含む):1 看護師:1

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

その他:0

所要時間(分):40

申請技術であるパッチテストは接触皮膚炎や薬疹の患者に対し、背部皮膚にアレルゲンを48時間貼付し、貼付部位の反応を経時的に評価する技術
である。パッチテストの技術自体は、以前より皮内反応検査の中に入れられ、皮内反応検査はツベルクリン反応、各種アレルゲンの皮膚貼布試験
(皮内テスト、 スクラッチテストを含む。)等となっている。現在、皮内反応検査は、ヒナルゴンテスト、鼻アレルギー誘発試験、過敏性転嫁検
査、薬物光線貼布試験、最小紅斑量(MED)測定とひとくくりとなり、D291として保険収載されており、21箇所以内の場合は1箇所につき16点、22箇
所以上の場合350点を一連につき算定している。なお、既製品である主なアレルゲンをひとまとめにしたパッチテストパネル®(S)のみは検査薬と
して、技術料とは別に1,577点を算定できることとなっているが、通常行われる細々とした一つ一つのアレルゲンの試薬は別に算定することがで
きない。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

291

医療技術名

皮内反応検査
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 パッチテストにより、原因が特定され、それが除去されればほぼ完治となる。(エビデンスレベル:Ⅵ 患者データに基づかない、専門委員会や専
門家個人の意見)
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性

2615