提案書14(2601頁~2800頁) (160 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
376101
提案される医療技術名
デジタル手術加算
申請団体名
日本網膜硝子体学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
26眼科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年度)
リストから選択
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
手術顕微鏡を覗く手術ではなく顕微鏡画像をビデオカメラで捉えてモニターで観察して手術を行うヘッズアップ手術や、手
術中に網膜の状態を観察する術中光干渉断層計を使用して手術を行うデジタル手術に対する加算。
文字数: 99
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
黄斑前膜、黄斑円孔、硝子体黄斑牽引症候群などの黄斑疾患や裂孔原性網膜剥離、糖尿病網膜症、増殖性硝子体網膜症など
の網膜硝子体疾患。
3D次元画像システムは手術顕微鏡の画像をビデオカメラで取り込み大きな3Dモニターで映し出して手術が行える。手術画像
を大きな画面で拡大して観察でき、低照度での手術が可能で網膜への光毒性を軽減できる。術中OCT(光干渉断層計)は手術
顕微鏡にOCTを内蔵した装置で、術中に角膜や網膜などの組織の光学的断層像が得られ、術中の治療方針を決めるガイドと
なる。硝子体手術で使用される眼科用3次元映像システムはアルコン社の3DビジュアルシステムNgenuityが1700万円、OCT付
き手術顕微鏡がZeiss社製Rescan700はOCT非搭載のLumera700に比べて2000万円程高額となり保険収載を切望する。
文字数: 300
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
黄斑前膜、黄斑円孔、硝子体黄斑牽引症候群などの黄斑疾患や裂孔原性網膜剥離、糖尿病網膜症、増殖性硝子体網膜症など
の網膜硝子体疾患に対して網膜硝子体手術を行う症例。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
3D次元画像システムは手術顕微鏡の画像をビデオカメラで取り込み大きな3Dモニターで映し出して手術が行える。手術画像
を大きな画面で拡大して観察でき、術者だけではなく助手やパラメディカルと共有できる。また低照度での手術が可能で網
膜への光毒性を軽減できる。術者は手術顕微鏡をのぞき込む前傾姿勢から解放され術者のエルゴミクスも改善される。術中
OCT(光干渉断層計)は手術顕微鏡にOCTを内蔵した装置で、術中に角膜や網膜などの組織の光学的断層像が得られ、術中の治
療方針を決めるガイドになる。年間の推定実施頻度は5,000件で各手術に1回使用する。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
K
番号
K280 1、K280 2、K284、K281、K281-2、K277-2、K275
医療技術名
硝子体茎離断術(網膜付着組織を含む)(顕微鏡下)、硝子体茎離断術(その他)(顕微鏡下)、硝子体置換術、増殖硝子
体網膜症手術、網膜再建術、黄斑下手術、網膜復位術(内陥術を伴う)
既存の治療法・検査法等の内容
上記の術式に対して手術顕微鏡の鏡筒を通して観察しながら手術を行っている。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
3D次元画像システムは焦点深度を向上させ、術者のエルゴミクスを改善させた。低照度での手術が可能であり、手術成績は
従来の手術顕微鏡手術と同等であった(文献1−3)。術中OCTの有用性を検討した3年間の前向き研究では網膜硝子体手術で
の術中OCTで手術方針を決定するガイドとなった割合は29.2%であった(文献4)。また内境界膜剥離後に中心窩網膜の変化
がみられた割合は89%であった(文献5)。
3D次元画像システムは術者だけではなく助手やパラメディカルと共有できまる。また低照度での手術が可能で網膜への光毒
性を軽減できまる。術者は手術顕微鏡をのぞき込む前傾姿勢から解放され術者のエルゴミクスも改善される。術中OCT(光干
渉断層計)は手術顕微鏡にOCTを内蔵した装置で、術中に角膜や網膜などの組織の光学的断層像が得られ、術中の治療方針を
決めるガイドになる。
3
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等の
改訂の見込み等を記載する。)
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