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提案書14(2601頁~2800頁) (159 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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低血圧麻酔の見直し
L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔
2 坐位における脳脊髄手術、(中略)又は低血圧麻酔(中略)による麻酔の場合
イ 別に厚生労働大臣が定める麻酔が困難な患者に行う場合
16,600点
ロ イ以外の場合
12,100点
(通知)
(8) 麻酔の種類等について
イ 「低血圧麻酔」とは、手術操作を安全にし、出血量を減少させる目的で、脳動脈瘤手術や出血しやすい手術の際に、低血圧の状態を維持す
る麻酔をいう。なお、この場合の「低血圧」とは概ね、患者の通常収縮期血圧の 60%又は平均動脈圧で 60~70mmHgを標準とする。
(9) 麻酔の種類等における実施時間について
イ 「低血圧麻酔」については、人為的低血圧を開始した時点から低血圧を離脱する時点までをいう。
低血圧麻酔の歴史
1917年 Cushing 概念を導入
1946年 Gardner 脳外科手術で実践
1948年 Griffiths and Gillies 高位脊椎麻酔による人為的低血圧
1950年 トリメタファンの使用(英国)
1962年 Moraca 血管拡張薬ニトロプルシドの臨床応用
1967年 脊椎手術に応用
1984年 ニトログリセリン静注国内販売
2007年 ニトロプルシド国内販売
・止血剤及びデバイス等の発展
・低血圧による臓器障害や死亡率の増加
等により低血圧麻酔は実施されなくなってきている。

L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔

2の内訳



座位における脳脊髄手術

23.8

人工心肺を用いる心臓手術

17.4

冠動脈・大動脈バイパス移植術

4.9

低血圧麻酔

3.3

低体温麻酔

5.6

分離肺換気による麻酔

44.8

高頻度換気法による麻酔

0.24

日本麻酔科学会による調査結果

低血圧麻酔に係る合併症及び実施状況等を踏まえ、当該加算を廃止し、麻酔に係る医療資源の再配分を検討することとしてはどうか。
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