提案書14(2601頁~2800頁) (87 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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診療報酬技術料:2012年から一律に40,760点
これは外保連手術試案算定値を遙かに下回る。
再評価の具体的内容
①単独肺静脈隔離術(比較的シンプルな手技)
技術度D 協力医師 看護師 ME 放射線技師 時間
1
2
2
1
1
2.5
(単独肺静脈隔離術 56,594点、単独肺静脈隔離術以外 83,847点)
近年の変化およびエビデンス (J-ABレジストリ、厚労科研報告)
➢ 症例数の増加(2015年:約4万件⇒2020年:約8万件)
➢ 薬物治療と比して費用対効果に優れることが判明
➢ 手術手技の多様化:技術的難易度の多様性拡大
比較的難易度が低い手技(約60%)
単独肺静脈隔離術
比較的難易度が高い手技(約40%)
複雑な手技(単独肺静脈隔離術以外)
+ 償還できない材料費
56,594点
②単独肺静脈隔離術以外(複雑な手技)
技術度D 協力医師 看護師 ME 放射線技師
1
2
2
1
時間
1
4
+ 償還できない材料費
83,847点
技術料改訂の影響
1500億
• 年間対象患者数は年間約80,000人。
• 現状の診療報酬による医療費
1000億
500億
80,000人×407,600円=326億800万円
• 再評価後の医療費
現状
再評価後
薬物治療
80,000人×60%×565,935円=271億6,490万円
80,000人×40%×838,470円=268億3,100万円
技術的難易度の多様性↑、実際の人件費との乖離↑
⇒一律の技術料で扱うことは困難になっている。
⇒精緻化のために2つに分岐することを提案する。
合計:539億9,592万円 (総計で+213億8,792万円の増加)
•
一方で、同数の患者が薬物治療で20年間外来通院したと仮定した場合には、医療費と
して1,469億4,400万円が必要であり、アブレーションは医療費を大きく削減している。
•
難易度に合わせた技術料増額が必要と考えられる。
J-ABレジストリ報告書2020
2687
厚生労働科学研究費:心房細動アブレーション治療の標準化・適正化のための全例登録調査研究(19FA1016)