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提案書14(2601頁~2800頁) (193 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

378201

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

腹腔鏡下直腸脱手術(K742-2)メッシュ代の償還
日本臨床外科学会
18消化器外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

19肛門外科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

腹腔鏡下直腸脱手術(K742-2 )メッシュ代の償還



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


742-2
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)



2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し

該当する場合、リストから○を選択



保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

完全直腸脱患者が対象である。腹腔鏡下直腸固定術の概略は直腸を剥離、授動し、吊り上げて仙骨に固定することである。固定する際に直接縫合
する方法もあるが、大半の施設ではメッシュを仙骨岬角にタッカーで固定し、直腸に縫合する方法が採られている。本術式においては現在のとこ
ろ、メッシュとタッカーの保険償還は認められていないが、今回、メッシュの保険償還をお願いする次第である。

文字数: 182

再評価が必要な理由

(※)メッシュを用いた腹腔鏡下直腸固定術において再発率※は0~3%と非常に低率となった(追加のエビデンスは文献①及び文献⑤)。本術式
においてメッシュ(シンボテックスコンポジットメッシュ:66,400円)とタッカー(プロタック:42,000円)の保険償還は認められておらず、実
施施設にとって高負担となっている。

【評価項目】

①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

①外保連試案点数:67,365点
②別途請求が認められていない必要材料と価格(定価):メッシュ 66,400円
外保連試案2022掲載ページ:210
外保連試案ID(連番):S93-0273300
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分):210
直腸脱に対する手術は従来、主に経肛門的に行われており、再発率が約10~30%と高率であることが問題であった。一方、直腸固定術は理論的に
直腸脱に対する根本的治療と考えられ、再発率も約5%以下と低率である。加えて、直腸固定を腹腔鏡下に行う本術式は低侵襲であり、早期社会
復帰、良好なQOLの改善が期待される。欧州でのアンケート調査では、メッシュを用いた腹腔鏡下腹側直腸固定術が直腸脱治療の第1選択とされて
いる。

・完全直腸脱患者が対象である。・腹腔鏡下直腸固定術の概略は直腸を剥離、授動し、吊り上げて仙骨に固定することである。固定する際に直接
縫合する方法もあるが、大半の施設ではメッシュを仙骨岬角に固定し、直腸に縫合する方法が採られている。・点数は30,810点であり、メッシュ
の保険償還は認められていない。


診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

742-2

医療技術名

腹腔鏡下直腸脱手術
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 再発率は従来の経会陰手術の10~30%に比べ、腹腔鏡下直腸脱手術での再発率は2~5%と著明に改善している。
後等のアウトカム

③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ

直腸脱は高齢者に多い疾患であり、術式の選択には患者側因子と直腸脱の病態因子をそれ
ぞれ考慮し、術式を決定することが望ましい。全身麻酔が可能な場合は経腹手術、特に腹
腔鏡下直腸固定術が選択される。直腸固定術には、メッシュを用いた直腸の後方固定術で
あるWells法または直腸前壁のみを剥離してメッシュで引き上げて岬角に固定する腹側直腸
固定術が選択されることが多い。

リストから選択

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