第28回過労死等防止対策推進協議会 全体版資料 (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40481.html |
出典情報 | 過労死等防止対策推進協議会(第28回 6/4)《厚生労働省》 |
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過労死等の防止のための対策に関する大綱(令和3年7月30日閣議決定)
いて、教師を取り巻く環境整備について検討を進めており、検討が進められ、
令和6年5月に「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のため
の環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」が取りまとめら
れた。
この「審議のまとめ」においては、
「全ての子供たちへのより良い教育の実
現」に向けて、教職の魅力を向上し、教師を取り巻く環境を整備するため、①
学校における働き方改革の更なる加速化、②教師の処遇改善、③学校の指導・
運営体制の充実を一体的・総合的に推進する必要性が提言されている。
具体的には、学校における働き方改革の更なる加速化については、働き方改
革の進捗状況の公表等を教育委員会が行う仕組みの検討や勤務間インターバ
ル確保の必要性、学校における業務分担の見直しや適正化などが提言されてい
る。また、教師の処遇改善については、教職調整額の率の引き上げや、学級担
任の教師の特別手当の加算などが提言されている。そして、学校の指導・運営
体制の充実については、教科担任制のための加配定数を含む教職員定数の改善
や、教員業務支援員、部活動指導員を含む 支援スタッフの配置拡充などが提
言されている。
この「審議のまとめ」を踏まえ、教育の質の向上に向け、学校における働き
方改革の更なる加速化、教師の処遇改善、学校の指導・運営体制の充実、教師
の育成支援を一体的に進める。
上記の取組のほか、過労死等防止の観点からは、教職員のこれまでの働き方
上記の取組のほか、ストレスチェック等の労働安全衛生管理を一層充実する
を見直し、長時間となっている在校等時間を是正することで教職員の健康を守 とともに、相談体制の充実等のメンタルヘルス対策、ハラスメント対策を推進
ることはもとより、日々の生活の質や教職人生を豊かにすること等も重要であ する。
ることから、各教育委員会における学校の業務の適正化を図る取組の推進や、
勤務時間管理の徹底、ストレスチェックの実施や面接指導体制の整備、衛生管
理者等の選任等の労働安全衛生管理を一層充実するとともに、予防的取組や相
談体制の充実、復職支援等のメンタルヘルス対策、ハラスメント対策を含め、
上記の取組等を推進する。
ウ.医療従事者
ウ.医療従事者
平成30年版白書これまでの調査研究において、医師の脳・心臓疾患事案に
平成30年版白書において、医師の脳・心臓疾患事案に係る長時間労働の要
係る長時間労働の要因の多くが診療業務、管理業務であること、看護師の精神 因の多くが診療業務、管理業務であること、看護師の精神障害事案に係るスト
障害事案に係るストレス要因の多くが患者からの暴言・暴力等であることが報 レス要因の多くが患者からの暴言・暴力等であることが報告されている。また、
告され明らかとなっている。また、新型コロナウイルス感染症への対応により、 新型コロナウイルス感染症への対応により、業務が多忙となった医療機関があ
業務が多忙となった医療機関があることや、感染のリスクに晒されること等に ることや、感染のリスクに晒されること等による医療従事者の精神的な負担も
よる医療従事者の精神的な負担もあったとされている。
あったとされている。
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