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【介護保険計画課】 (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34362.html
出典情報 令和5年度 全国介護保険担当課長会議(7/31)《厚生労働省》
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の請求傾向等を総合的に勘案のうえ、適宜ご判断いただくようお願いする。ただし、こ
れまでの間、ケアプランの点検、住宅改修の点検、福祉用具購入・貸与調査のいずれの
事業も実施できていなかった小規模保険者等においては、当該事業のうち、少なくと
もいずれかの事業については必ず着手いただくこととする。
(3)事業の重点化・内容の充実・見える化について
次に、
「ケアプラン点検」
「住宅改修の点検、福祉用具購入・貸与調査」について、小
規模保険者等であっても効果的に点検を実施できるようにするため、国民健康保険団
体連合会(以下「国保連」という。)の介護給付適正化システムにより出力される給付
実績等の帳票のうち、効果が期待される帳票を優先して点検(質の向上を目的とする
ケアプラン点検については、各保険者が地域の実情等を踏まえてこれまでどおりに実
施)することとし、高齢者向け住まい等対策のケアプラン点検についても、その一環と
して推進していくこととする。
具体的には、国保連の介護給付適正化システムにおいて、効果が特に高いと見込ま
れる帳票を保険者へ提示することにより、保険者は当該帳票を活用し、自立支援に資
する適正なケアプランとなっているかという観点から点検対象とする事業所を絞り込
んだ上で、効果的なケアプラン点検等の実施と実施件数の拡大を図る。
また、指導効果が特に高いと見込まれる帳票のうち、認定情報と利用サービス情報
に合理性が欠けるものを抽出するための一部帳票を活用し、不合理と疑われる請求を
特定の上、当該請求に係る事業者への点検・調査等を実施することにより、不適正な請
求の是正を図る。
「医療情報との突合・縦覧点検」についても、費用対効果が期待される帳票に重点化
した点検を行うこととする。具体的には、費用対効果(過誤金額)が高いと見込まれる
一部の帳票について、実施件数に係る定量的な目標値の設定を求め、優先的に点検を
実施するとともに、未着手の小規模保険者等においては、重点化対象の帳票について
は必ず点検に着手いただくことにより、保険者による確認件数の拡大を図る。
小規模保険者等への支援の観点から、都道府県と保険者との会議体(既存の給付適
正化に関する連絡会議等を活用)の場で検討を行い、それぞれの地域に適した支援を
行うことが適当であると考えられる。特に国保連への委託が可能な業務である「医療
情報との突合・縦覧点検」については、地域の実情に応じ、都道府県が主導して国保連
への委託を推進するなどの支援が有効である。
なお、こうした取組については、いずれも実施件数に係る定量的な目標値の設定を
求めることにより確認件数の拡大を図るとともに、再編後の3事業の取組状況につい
ては、保険者が各々のホームページ等において実施結果の公表を行うなど、取組状況
の「見える化」を図ることとする。
(4)「介護給付適正化計画」に関する指針の見直しについて
具体的な見直しの内容については、第6期介護給付適正化計画に向けた指針におい
て秋頃にお示しする予定としている。また、指針の見直し等の内容については、本年
10月に実施予定の「介護給付適正化ブロック研修会」において、具体的な運用方法

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