提案書21(4001頁~4203頁) (104 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
737101
ロコモ・フレイル指導管理料
日本臨床整形外科学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
30整形外科
36リハビリテーション科
関連する診療科(2つまで)
01内科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
─
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
無
リストから選択
追加のエビデンスの有無
有無をリストから選択
提案される医療技術の概要
(200字以内)
ロコモティブシンドローム及びフレイル症候群は緩徐に進行し、本人の自覚症状がないうちに介護度が進行する。本症は外
来でロコモ25テストなどの検査により早期発見と進行予防が可能である。外来において医師、看護師、理学療法士等の多職
種が連携して患者の病状、食生活、運動習慣、家庭環境を評価して、患者に生活指導、運動指導、家庭環境の整備等に計画
的に介入することによって介護度が進行するのを防ぐ。
文字数: 191
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
ロコモティブシンドローム、フレイル症候群
近い将来介護を要する可能性が高い者、あるいは現在準寝たきり状態の者に対してロコモティブシンドローム及びフレイル
症候群の早期発見、進行予防を行うことは、患者の社会復帰とQOL、ADL向上につながる。これらの運動療法等の介入は、骨
粗鬆症とそれに基づく大腿骨頸部骨折、脊椎椎体骨折の予防や廃用予防、心肺機能の低下予防にもつながる。生活習慣病等
に対しての特定疾患療養管理料が存在するのと同様に、ロコモ・フレイル指導管理料は国民の運動器疾患が進行し介護状態
に移行することを予防する効果が期待できる。超高齢社会の到来に伴い高騰する社会保障費の削減にも有効に作用すると思
われる。
文字数: 282
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
各種運動器変性疾患、神経筋疾患などにより体幹筋力が低下し、ロコモ25において16点以下に低下した患者。あるいはフレ
イルの診断基準であるJ-CHS基準で3点以上の患者。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
外来診療において医師、看護師、理学療法士等が共同して患者の評価を行う。医師は総合的評価を行い、病状の説明と治療
の必要性を説明する。看護師は食事指導、生活指導、家族への介入の協力を説明する。理学療法士はロコトレを中心とした
立位バランス訓練、歩行訓練、ADL訓練等を定期的・継続的に行い、同時に自宅で行うような運動指導を行う。各々の担当
者は指導した内容を書面にして患者に手渡す。月に1回同様の評価を行い、患者の治療に対するコンプライアンスを持続さ
せる。この多職種にわたる総合的な指導を評価する。なお、疾患別リハビリテーション料に関しては併算定可とする。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
H
番号
002 1、2、3
医療技術名
運動器リハビリテーション料(Ⅰ)、(Ⅱ)、(Ⅲ)
既存の治療法・検査法等の内容
理学療法士が介入し、運動療法を1単位20分間で行う。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
研究結果
③と比較した効果について論じたエビデンスはない。
高齢者の運動機能低下を予防することは、寝たきり予防や介護予防、高齢者の運動機能低下予防となる。このことは各学会
からエビデンスが出され、健康寿命の延伸と、医療費、介護費の削減に有効であることは明白である。
自治体介護予防事業としてのロコモコールプラグラムの運動機能改善効果と6か月後の検証
4
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
4104
ロコモティブシンドローム診療ガイド2021
P93-99