提案書21(4001頁~4203頁) (187 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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申請技術名
申請企業名
インフルエンザ核酸検出の適応対象の拡大
東ソー株式会社
【技術の概要】
【既存の検査法との比較】
・生体試料中のインフルエンザウイルスRNAを検出する。
近年、抗原検査と同程度の操作、所要時間で実施可能な
核酸検出検査キットが薬事承認されている。
・診療所等でのインフルエンザの診断の際には、抗原検査が
広く用いられている。
・抗原検査は核酸検出検査と比べて感度が低く、発症後早期では
偽陰性が生じることが知られている。
・現状、インフルエンザの感染が疑われる重症患者に対してのみ算定と
されているため、診療所等での診断には利用できない。
・新型コロナとの同時流行下では早期の確定診断が必要。
・発症後早期の確定診断により、早期の抗ウイルス薬投与に繋がる。
【対象疾患】
・インフルエンザ
第1回~第6回NDBオープンデータの平均によると、
年間患者数は24.2百万人程度と考えられる。
核酸検出検査と抗原検査の相関性評価結果
核酸検出検査
※1
【有効性及び診療報酬上の取扱い】
・D検査
・291点
(対象疾患は異なるが使用状況に共通点が多いマイコプラズマ
核酸検出を準用検査技術とする。 )
抗原検査
※2
> 24h
10%
陽性
陰性
陽性
74
0
74
陰性
20
88
108
94
88
182
※1 cobas® Influenza A/B & RSV Assay (国内未承認)
※2 BD ベリターシステム Flu (国内既承認)
不明
5%
0-6 h
20%
18 - 24
h
15%
6-12 h
10%
12-18 h
40%
抗原検査陰性・核酸検出検査陽性となった
症例の発症後経過時間内訳
抗原検査が偽陰性となった症例のうち85%が発症後24時間以内の患者。
4187
Kaku N, Kodama H, Akamatsu N, Ota K, Kosai K, Morinaga Y, et al. Multicenter
evaluation of molecular point-of-care testing and digital immunoassays for influenza
virus A/B and respiratory syncytial virus in patients with influenza-like illness. J Infect
Chemother [Internet]. 2021;27(6):820–5. [Fig. 2., Table 3] より抜粋し一部改変