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提案書21(4001頁~4203頁) (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

0人

見直し後の症例数(人)

24,768人

見直し前の回数(回)

0回

見直し後の回数(回)

24,768回

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

令和3年度社会医療診療行為別統計によると、甲状腺穿刺又は針生検は11,193件/月、乳腺穿刺又は針生検は9,447件/月であった。合計で247,680
件/年と推測される。
ROSEが実際に外来で可能である施設は平成30年秋実施、本学会社会保険委員会アンケート調査によると35%であったことから、現実的側面から実
際の実施割合は高々10%と推測される。

細胞診の手技は既に確立されている普遍的なものである。
迅速細胞診の実施にあたっては、高いレベルの技能や知識を有する下記記載の者により実施すべきものとする。

施設の要件
超音波ガイド下針生検を円滑に実施できる施設であること
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 ・日本臨床細胞学会認定施設に属する保険医療機関のうち、以下の人的要件を満たす施設。
制等)
人的配置の要件
・細胞診断を専ら担当する医師ならびに細胞診に専ら従事する臨床検査技師(細胞検査士)が常勤勤務していること、かつ、本法を実施するため
(医師、看護師等の職種や人数、専門 の十分な人員が配置されていること。
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の 特になし
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

問題ない。むしろ導入によりリスクが軽減される。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題ない

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

該当しない
該当しない
該当しない

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

特になし

区分をリストから選択

番号
技術名

該当しない
該当しない

具体的な内容

該当しない
増(+)

プラスマイナス
予想影響額(円)

46,633,010



令和3年度社会医療診療行為別統計によると、甲状腺穿刺又は針生検は11,193件/月、乳腺穿刺又は針生検は9,447件/月であった。迅速細胞診の実
施により、従来の「N004 細胞診(1部位につき)2 穿刺吸引細胞診、体腔洗浄等によるもの」190点は算定されない。
ROSEが実際に外来で可能である施設は平成30年秋実施、本学会社会保険委員会アンケート調査によると35%であったことから、現実的側面から実
際の実施割合は高々10%と仮定すると予想影響額は、
(11,193+9,447)件/月x12x(450-190)点x10円x10%=64,396,800円


⑩予想影響額

その根拠

本法実施により必要なくなる再検査の割合を試算してみると、
・乳腺において
N215 超音波検査 2 断層撮影法(心臓超音波検査を除く) ロ(3) その他(頭頸部、四肢、体表、末梢血管等)350点
D410 乳腺穿刺又は針生検(片側) 2 その他 200点
N004 細胞診(1部位につき) 2 穿刺吸引細胞診、体腔洗浄等によるもの 190点
合計740点
このうちROSEの導入によって検体不良が17%から4%となり、13%が再検査を回避されるとすると、削減される医療費は、
9,447件/月x12x10%x13%x740点x10円=10,905,616円

・甲状腺において
N215 超音波検査 2 断層撮影法(心臓超音波検査を除く) ロ(3) その他(頭頸部、四肢、体表、末梢血管等)350点
D411 甲状腺穿刺又は針生検 150点
N004 細胞診(1部位につき) 2 穿刺吸引細胞診、体腔洗浄等によるもの 190点
合計690点
このうちROSEの導入によって7.4%が再検査を回避されるとすると、削減される医療費は、
11,193件/月x12x10%x7.4%x690点x10円=6,858,174円

よって年間金額は、①―②―③=46,633,010円

備考

特記なし

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

該当しない

⑫その他

なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

特定非営利活動法人
細胞検査士会 会長

病理技術研究会 理事長 青木 裕志 (順天堂大学医学部 人体病理病態学講座)
阿部 仁(公益財団法人がん研究会有明病院 臨床病理センター・臨床検査センター)

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