提案書21(4001頁~4203頁) (94 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
735201
※事務処理用
提案される医療技術名
超音波検査 断層撮影法
申請団体名
日本臨床神経生理学会
30整形外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
12神経内科
関連する診療科(2つまで)
36リハビリテーション科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
該当なし
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
D
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
215
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
超音波検査断層撮影法は非侵襲的かつ簡便に利用可能な手段である。超音波プローブの進歩により、四肢の末梢神経や筋の評価が可能となり、複
数の疾患において評価法が確立された。神経・筋疾患の診断ならびに治療後の経過観察に有用である。超音波検査断層撮影法の適応傷病名の神
経・筋疾患への拡大を要望する。
文字数: 144
再評価が必要な理由
神経筋疾患の画像評価としてはMRIが我が国では近年普及しつつある。一方、超音波検査は即時、短時間、かつ安価に各種の神経・筋疾患を診断
及び経過観察できる手段として近年注目されつつあり、日常診療での応用も進んでいる。しかし現状では神経・筋疾患への適応がなく、現場での
実施の支障となっており、普及への障壁にもなっている。超音波検査の神経・筋疾患への適応が認められることにより、適切に検査が実施される
ようになると推察される。超音波検査の普及は診断や経過観察にかかる待機及び検査時間を短縮させ、診療の質の向上につながることが期待でき
る。また、MRIの撮像機会が減り、画像診断にかかる医療費の大幅な削減効果が期待できる。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
超音波検査 断層撮影法の適応傷病名を、ニューロパチー(絞扼性、自己免疫性、遺伝性など)、ミオパチー(筋炎、筋ジストロフィーなど)、
運動ニューロン疾患に拡大する。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
現在、上記の神経・筋疾患への超音波検査断層法の適応は認められていない。
D
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
215
医療技術名
超音波検査 断層撮影法
③再評価の根
拠・有効性
米国神経筋・電気診断医学会のガイドラインでは手根管症候群の診断検査として超音波検査をレベルAの位置づけとしている。自己免疫性ニュー
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 ロパチーの一種である慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチーの欧州神経学会のガイドラインでは超音波検査を診断のために用いることが提案され
ている。日本神経学会監修の筋萎縮性側索硬化症の診療ガイドライン2023では診断における超音波検査の位置づけについて更なる研究が進められ
後等のアウトカム
るべきであるとされている。
ガイドライン等での位置づけ
診断ガイドライン上の位置づけ
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す 手根管症候群:Level A(米国神経筋・電気診断医学会ガイドライン)
る。)
慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー:提案(欧州神経学会 ガイドライン)
筋萎縮性側索硬化症:今後の検討を要す(日本神経学会 ガイドライン)
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