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提案書21(4001頁~4203頁) (119 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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医療技術評価提案書(保険既収載技術用)
整理番号

737203

※事務処理用

提案される医療技術名
申請団体名

運動器リハビリテーション急性増悪の定義の変更
日本臨床整形外科学会
30整形外科

主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科

36リハビリテーション科
関連する診療科(2つまで)
00なし

提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無



過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する

提案当時の医療技術名

令和4年度

運動器リハビリ急性増悪の定義の変更



追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号

再評価区分(複数選択可)


H002
1-A

算定要件の見直し(適応)

該当する場合、リストから○を選択

1-B

算定要件の見直し(施設基準)

該当する場合、リストから○を選択

1-C

算定要件の見直し(回数制限)

該当する場合、リストから○を選択

2-A

点数の見直し(増点)

該当する場合、リストから○を選択

2-B

点数の見直し(減点)

該当する場合、リストから○を選択



項目設定の見直し





保険収載の廃止

該当する場合、リストから○を選択



新規特定保険医療材料等に係る点数

該当する場合、リストから○を選択



その他(1~5のいずれも該当しない)

該当する場合、リストから○を選択

「6

提案される医療技術の概要(200字以内)

その他」を選んだ場合、右欄に記載

運動器リハビリテーションを行っている中でADLが低下している場合、診察およびロコモ25の問診表にて5点以上の増加が認められた場合には急性
増悪と判断し、リハビリテーションを継続することができるようにする。

文字数: 101

再評価が必要な理由

ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)とは運動器の障害によって、日常生活に困難をきたすリスクが高い状態である。ロコモの判定は、疼
痛、身体活動および健康感に関する25項目で構成されたロコモ25が用いられており、100点満点中16点以上でロコモ度2に該当し、24点以上でロ
コモ度3に相当する。ロコモ25と運動機能およびADL能力との相関が報告されている。現在、急性増悪は1週間以内にFIMまたはBIが10以上低下す
るような状態等に該当する場合とされている。FIMとBIは急性増悪に関して脳・神経疾患の評価には適しているが、運動器疾患の評価には必ずし
も正確な評価ができないことが多い。運動器疾患の急性増悪の定義として、ロコモ25を用いた評価に応じてリハビリテーションを行うことは患
者のADL・QOL向上に寄与すると考えられる。

【評価項目】
ロコモ25で5以上の増加を急性増悪とした場合の加点
運動器リハビリテーション料
1.運動器リハビリテーション料(I)(1単位) 185点
2.運動器リハビリテーション料(II)(1単位) 170点
3.運動器リハビリテーション料(III)(1単位) 85点
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)

②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項

①外保連試案点数:1,636点
②別途請求が認められていない必要材料と価格(定価):0円
外保連試案2022掲載ページ:338
外保連試案ID(連番):T51 27020
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:0 その他:0 所要時間(分):45

運動器リハビリテーションの急性増悪は、対象となる疾患の増悪等により、1週間以内にFIMまたはBIが10以上低下するような状態等に該当する場
合に認められる。



診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)

H002

医療技術名

運動器リハビリテーション料

ロコモは2007年運動器の障害によって日常生活に困難をきたすリスクが高い状態と定義され、その判定はロコモ25が用いられている。「移動機能
の低下が始まっている状態」をロコモ度1、「移動機能の低下が進行している状態」をロコモ度2、「移動機能の低下が進行し社会参加に支障をき
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 たした状態」をロコモ度3と定義した。ロコモ25は手術適当の評価に適したものであると報告されている(1)。また、身体機能悪化の評価にロ
後等のアウトカム
コモ25が客観的に用いられるとも報告されている(2)。ロコモ度テストは転倒の予測因子として有効であると報告されており(3)、運動器疾患
③再評価の根
拠・有効性

の機能評価にロコモ25を用いるべきと考えられる。

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