提案書21(4001頁~4203頁) (169 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
739201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出
日本臨床微生物学会
08感染症内科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
02呼吸器内科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
提案当時の医療技術名
リストから選択
―
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
D
D023-14
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
喀痰などの検体を材料として、非結核性抗酸菌群(Mycobacterium avium およびM. intracellulare)を
遺伝子学的方法によって検出するものである。
文字数: 87
再評価が必要な理由
現在、マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出は、他の検査により結核菌が陰性であることが確認
された場合のみに算定できる。また、抗酸菌同定と併せて実施された場合にあっては、主なもののみ算定する、とされている。
肺非結核性抗酸菌症は近年日本における罹患率が急上昇しており、検査が必要な症例については遅滞なく検査を行うべきであり、算定要件の拡大
が必要である。具体的には、結核菌核酸検出と同時算定を認め、また月1回算定できるように要望したい。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
肺非結核性抗酸菌症は近年日本における罹患率が急上昇しており、人口10万人対の罹患率で2007年5.7から2014年14.7と、この間だけで約2.6倍に
増加しているとされる(Emerg Infect Dis. 2016; 22:1116-7.)。
未治療の肺非結核性抗酸菌症は進行率が高く、半数程度がその後2~10年間の追跡調査で進行する。10年死亡率は27.4%との報告もあり(BMJ
Open. 2015; 5: e008058.)、検査が必要な症例については遅滞なく検査を行うべきであり、算定要件の拡大が必要であると考えられる。具体的
には、結核菌核酸検出と同時算定を認め、また月1回算定できるように要望したい。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
対象は、非結核性抗酸菌症(Mycobacterium avium およびM. intracellulare)を疑う患者の検体である。
現在、マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出は、他の検査により結核菌が陰性であることが確認
された場合のみに算定できる。また、抗酸菌同定と併せて実施された場合にあっては、主なもののみ算定する、とされている。
D
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
D023-14
医療技術名
マイコバクテリウム・アビウム及びイントラセルラー(MAC)核酸検出
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 肺Mycobacterium avium complex罹患者の10年全死亡率は27.4%、肺Mycobacterium avium complexによる10年死亡率は4.8%、早期診断による死
亡率の低下が期待される
後等のアウトカム
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
2015年日本結核病学会編 非結核性抗酸菌症診療マニュアル、2020年日本結核・非結核性
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
抗酸菌症学会編 抗酸菌検査ガイド2020 などにおいて、診断法の普及の重要性が記載さ
る。)
れている
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