提案書21(4001頁~4203頁) (168 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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プレーンテキスト
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提案番号(6桁)
申請技術名
申請学会名
739103
ウイルス・細菌・寄生虫核酸多項目同時検出(糞便)
日本臨床微生物学会
【技術の概要】
【既存の治療法との比較】
原虫、ウイルス、細菌による急性下痢症が疑われる患
者由来の糞便を検体として、FilmArray消化管パネルを
実施し、原虫、病原性細菌(病原性大腸菌O157含む)、
ウイルスの網羅的な同時検出を行う。これにより、1時
間程度で、主要な輸入感染症および食中毒の原因微生
物が検出できる。
欧州10か国(英仏独など)の共同試験においてFilmArray
消化管パネルでは54.2%で病原体同定されたが、従来法
では18.1%にとどまった。(Clin Microbiol Infect, 21:719-28)
本邦の渡航外来を受診した106名の海外渡航者を対象と
した観察研究では、FilmArray消化管パネルで89.6%で病
原体検出を認めたが、従来法では23.6%にとどまった。(J
Infect Chemother. 27:49-54.)
【対象疾患】
急性消化管感染症(主として下痢症)
特に、血性下痢を伴うもの、持続の長いもの
脱水症状などにより重症度が高いもの
食中毒症例、渡航者下痢症例、など
【診療報酬上の取扱い】
D023 微生物核酸同定・定量検査
1,700点
推定症例数は年間12,000例程度と推計される
4168
ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(髄液)と技
術およびその迅速性の価値は同等であり、準拠し
た点数の設定が妥当であると考えられるため