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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (17 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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【C薬学基礎:化学】
旧コアカリ C4、C6、C7、C17(2)を、「薬剤師として求められる基本的な資質」
の中で「基礎的な科学力」を主に取り扱うとの共通認識のもと、C3、C4、C5 に
まとめた。「薬剤師として求められる基本的な資質」の充実のため旧 C6 を拡充
し、旧 C5 は基本的にアドバンストに移行した。ただし、医薬品合成としての旧
C5 の内容の一部(C-C 結合生成など)は、生体反応の観点から「C4(2)生体反応
の化学による理解【生体内で起こる有機反応】」に含めた。また、「基礎的な科
学力」として必要なもののみをコアカリとし、学問上、対比して教育するのが
望ましいものに関してはコアカリとはせず、各大学の判断で講義に組み込むこ
ととした。
(例;芳香族求電子置換反応はコアカリに含め、芳香族求核置換反応
はアドバンストに掲載した。)
C3 は基本的(代表的)有機、無機化合物(無機医薬品は含む)、C4 は生体分
子、医薬品を取り扱うこととした。命名法は C3(1)にまとめ、無機化学関連を新
規に C3(5)に集約、さらに複素環の性質等は旧 C6 から C3 に移し芳香族としてま
とめた。C3(4)は基本的に構造解析のみとして物理系との重複をなくし、構造決
定で用いられることが少ない項目は削除した(なお、講義は C2(4)と統合しても
かまわない。)。C4 には医薬品の構造のもととなる酵素阻害剤や受容体アゴニス
ト、アンタゴニストの構造を理解する(2)を追加し、ここに生体内反応を理解す
るための有機化学も加えた。(3)は旧 C6(2)に対応しており、酵素、受容体に作
用する医薬品は構造、化学的性質に特徴があるものを選択した。
C5 は、東洋医学的な概念での生薬、薬用植物を中心とした(1)と、西洋医学的
な概念での薬:天然物由来の医薬品、農薬、香粧品などに用いられる天然活性
物質、およびそのシーズ化合物を中心とした(2)に再編した。日本薬局方に記載
されている内容を最低限理解できるように考慮した。病院または薬局の薬剤師
に必要性が低い項目を削除し、生合成経路は概説できるに変更した。旧 C7(3)
漢方は「E2 薬理・病態・薬物治療」に移動した。
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