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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (77 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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(9)要指導医薬品・一般用医薬品とセルフメディケーション
GIO

適切な薬物治療および地域の保健・医療に貢献できるようになるために、要指導
医薬品・一般用医薬品およびセルフメディケーションに関する基本的知識を修得
する。併せて、薬物治療実施に必要な情報を自ら収集するための基本的事項を修
得する。

1.

地域における疾病予防、健康維持増進、セルフメディケーションのために薬剤師が果たす役割を概
説できる。

2.

要指導医薬品および一般用医薬品(リスクの程度に応じた区分(第一類、第二類、第三類)も含む)
について説明し、各分類に含まれる代表的な製剤を列挙できる。

3.

代表的な症候について、関連する頻度の高い疾患、見逃してはいけない疾患を列挙できる。

4.

要指導医薬品・一般用医薬品の選択、受診勧奨の要否を判断するために必要な患者情報を収集でき
る。
(技能)

5.

以下の疾患・症候に対するセルフメディケーションに用いる要指導医薬品・一般用医薬品等に含ま
れる成分・作用・副作用を列挙できる。
発熱、痛み、かゆみ、消化器症状、呼吸器症状、アレルギー、細菌・真菌感染症、生活習慣病

6.



主な養生法(運動・食事療法、サプリメント、保健機能食品を含む)とその健康の保持・促進にお
ける意義を説明できる。

7.

要指導医薬品・一般用医薬品と医療用医薬品、サプリメント、保健機能食品等との代表的な相互作
用を説明できる。

8.

要指導医薬品・一般用医薬品等による治療効果と副作用を判定するための情報を収集し評価できる。
(技能)

(10)医療の中の漢方薬
GIO

漢方の考え方、疾患概念、代表的な漢方薬の適応、副作用や注意事項などに関す
る基本的事項を修得する。

【①漢方薬の基礎】
1.

漢方の特徴について概説できる。

2.

以下の漢方の基本用語を説明できる。
陰陽、虚実、寒熱、表裏、気血水、証

3.

配合生薬の組み合わせによる漢方薬の系統的な分類が説明できる。

4.

漢方薬と西洋薬、民間薬、サプリメント、保健機能食品などとの相違について説明できる。

【②漢方薬の応用】
1.

漢方医学における診断法、体質や病態の捉え方、治療法について概説できる。

2.

日本薬局方に収載される漢方薬の適応となる証、症状や疾患について例示して説明できる。

3.

現代医療における漢方薬の役割について説明できる。

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