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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (79 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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E3

薬物治療に役立つ情報
GIO

薬物治療に必要な情報を医療チームおよび患者に提供したり、処方設計を提案し
たり、臨床上の問題解決ができるようになるために、医薬品情報ならびに患者情
報の収集・評価・加工、臨床研究デザイン・解析などに関する基本的知識を修得
し、それらを活用するための基本的事項を身につける。

(1)医薬品情報
GIO

医薬品情報の収集・評価・加工・提供・管理・評価、EBM の実践、生物統計ならび
に臨床研究デザイン・解析に関する基本的事項を修得する。

【①情報】
1.

医薬品を使用したり取り扱う上で、必須の医薬品情報を列挙できる

2.

医薬品情報に関わっている職種を列挙し、その役割について概説できる。

3.

医薬品(後発医薬品等を含む)の開発過程で行われる試験(非臨床試験、臨床試験、安定性試験等)
と得られる医薬品情報について概説できる。

4.

医薬品の市販後に行われる調査・試験と得られる医薬品情報について概説できる。

5.

医薬品情報に関係する代表的な法律・制度(「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確
保等に関する法律」、GCP、GVP、GPSP、RMP など)とレギュラトリーサイエンスについて概
説できる。

【②情報源】
1.

医薬品情報源の一次資料、二次資料、三次資料の分類について概説できる。

2.

医薬品情報源として代表的な二次資料、三次資料を列挙し、それらの特徴について説明できる。

3.

厚生労働省、医薬品医療機器総合機構、製薬企業などの発行する資料を列挙し、概説できる。

4.

医薬品添付文書(医療用、一般用)の法的位置づけについて説明できる。

5.

医薬品添付文書(医療用、一般用)の記載項目(警告、禁忌、効能・効果、用法・用量、使用上の
注意など)を列挙し、それらの意味や記載すべき内容について説明できる。

6.

医薬品インタビューフォームの位置づけと医薬品添付文書との違いについて説明できる。

【③収集・評価・加工・提供・管理】
1.

目的(効能効果、副作用、相互作用、薬剤鑑別、妊婦への投与、中毒など)に合った適切な情報源
を選択し、必要な情報を検索、収集できる。(技能)

2.

MEDLINE などの医学・薬学文献データベース検索におけるキーワード、シソーラスの重要性を理
解し、検索できる。(知識・技能)

3.

医薬品情報の信頼性、科学的妥当性などを評価する際に必要な基本的項目を列挙できる。

4.

臨床試験などの原著論文および三次資料について医薬品情報の質を評価できる。(技能)

5.

医薬品情報をニーズに合わせて加工・提供し管理する際の方法と注意点(知的所有権、守秘義務な
ど)について説明できる。
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