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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (42 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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C4

生体分子・医薬品の化学による理解
GIO

医薬品の生体内での作用を化学的に理解できるようになるために、医薬品標的お
よび医薬品の構造と性質、生体反応の化学に関する基本的事項を修得する。

(1)医薬品の標的となる生体分子の構造と化学的な性質
GIO

医薬品の標的となる生体分子の基本構造と、その化学的な性質に関する基本的事
項を修得する。

【①医薬品の標的となる生体高分子の化学構造】
1. 代表的な生体高分子を構成する小分子(アミノ酸、糖、脂質、ヌクレオチドなど)の構造に基づく
化学的性質を説明できる。
2. 医薬品の標的となる生体高分子(タンパク質、核酸など)の立体構造とそれを規定する化学結合、
相互作用について説明できる。

【②生体内で機能する小分子】
1. 細胞膜受容体および細胞内(核内)受容体の代表的な内因性リガンドの構造と性質について概説で
きる。
2. 代表的な補酵素が酵素反応で果たす役割について、有機反応機構の観点から説明できる。
3. 活性酸素、一酸化窒素の構造に基づく生体内反応を化学的に説明できる。
4. 生体内に存在する代表的な金属イオンおよび錯体の機能を化学的に説明できる。

(2)生体反応の化学による理解
GIO

医薬品の作用の基礎となる生体反応の化学的理解に関する基本的事項を修得す
る。

【①生体内で機能するリン、硫黄化合物】
1. リン化合物(リン酸誘導体など)および硫黄化合物(チオール、ジスルフィド、チオエステルなど)
の構造と化学的性質を説明できる。
2. リン化合物(リン酸誘導体など)および硫黄化合物(チオール、ジスルフィド、チオエステルなど)
の生体内での機能を化学的性質に基づき説明できる。

【②酵素阻害剤と作用様式】
1.

不可逆的酵素阻害薬の作用を酵素の反応機構に基づいて説明できる。

2.

基質アナログが競合阻害薬となることを酵素の反応機構に基づいて説明できる。

3.

遷移状態アナログが競合阻害薬となることを酵素の反応機構に基づいて説明できる。

【③受容体のアゴニストおよびアンタゴニスト】
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