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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (21 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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薬剤師の貢献が特に期待されている目標については、より積極的に学修する
ことを目指して目標を設定した。さらに、薬学臨床において幅広く薬物療法を
学修するよう、学修すべき「代表的な疾患」を冒頭に提示し、実習施設で「代
表的な疾患」を持つ患者に広く関わりそれらの薬物療法を実際に体験すること
を促している。また、大学・実習施設での学習方略の自由度を確保するため、
目標は幅広い解釈が可能な表現を多く含んでいるが、最低限共通して確保した
い学習内容について括弧内に例示している。大学や施設によっては「代表的な
疾患」や例示以外にもさらに多くの目標の修得が可能と思われる。別記アドバ
ンストの目標を参考にさらに進んだ学修も積極的に行っていくことが望ましい。
目標として掲げたものは全ての大学・実習施設で修得が必要な目標であるが、
現状では全国共通に修得できるとは言えない目標もあると考えられる。それら
は本コアカリで学修する学生達が卒業するまでに是非修得してほしい目標であ
り、今後の薬剤師業務の進歩を想定しての目標であって、単独施設での履修が
難しい場合は、複数施設での学修も視野に入れてのものである。

【G薬学研究】
旧「卒業実習カリキュラム」の「E1 総合薬学研究」を参考に改訂・策定作業
を行った。本項目の内容は、薬学における研究の位置づけを理解し、研究に必
要な法規範と倫理を遵守して研究を実施し、問題解決能力を培うこととした。
研究は“基礎と臨床”、“ウエット研究とドライ研究”など多種多様であること
から、小項目、GIO、SBO は「薬学研究」に共通するコアな内容にしぼって作成
した。対応する主な「薬剤師に求められる基本的な資質」は、
「研究能力」、
「薬
剤師としての心構え」、
「自己研鑽」などである。
「(2)研究に必要な法規範と倫
理」の 3 は、「A基本事項 (2)薬剤師に求められる倫理観 ④研究倫理」の 3 と
同一であるが、その重要性を考慮して再掲した。

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